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ニューズ・ライン(7月1日~15日)
2013年7月16日

■ マオイスト・バイデイア派は選挙をボイコット

 11月19日に予定されている国政選挙に向かって各党派は候補者選定など準備を進めているが、マオイスト・バイデア派は1日から4日間にわたってポカラで開催された中央委員会は選挙をボイコットする決定をした。今後は25日にボイコットをするにあたってのマニフェストを国民に明らかにし全土75郡での闘争を強めることになる。

■ バッタライ前首相がステップ・ダウンか!

 マオイスト派はバッタライ副議長とダハール議長の主導権争いが依然として続いており、党では辞任をほのめかしているバッタライ副議長を党最高幹部などの名目で納めようとしている。 共産党統一派はすでに元首相で議長であったマダブ・クマール・ネパール氏を最高顧問に棚上げしてしている。

■  駄目公社の改革

 観光省は傘下にあるNAC(Nepal Airline Corporation ネパール航空)とNTB ( Nepal Tourism Board ネパール観光公社)の改革に乗り出すことになり、本省次官補を長とする委員会を設置した。 ネパール航空の改革は20年以上前から言われていたが時の権力と癒着していたため実現できずにいたもの。また観光公社は1998年に観光振興目的で設立されたがこれまたなんら見るべき成果はなかった。とりわけ2年前前任の総裁が定年退職後新任が空席となっており政争の巣と化している。

■  モグリ営業

 観光省と産業省は旅行・トレッキング会社の実態調査を始めた。現在一般旅行・トレッキング会社合わせては2209社あるが実際に活動している会社は50社を満たないといわれている。 旅行業のライセンス取得にはDOI(Department of Industry 産業省)、CRO(Company Registration Office)及び観光省の認可が必要であるが。 認可までに時間がかかることや資金が必要なことからモグリ営業が多い。特に多いのはガイドなどが旧知の客などを目当てに営業しているもので、客がトラブルに巻き込まれることも多いことから政府が調査に乗り出したもの。

■ カトマンズ国際空港に新しいタクシー

 カトマンズ空港で営業しているタクシーは15年ほどの古いものがほとんどで観光客には評判が悪かったが、このほど新しく許可された業者が新車を導入することになった。当面100台導入するが今年末には300台を予定していいる。一方ソフト面では観光省や空港が先頭になって運転手などの教育に当たることになっている。


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