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ニューズ・ライン(6月16日~30日)
2013年7月2日

■ 大統領の健康はノーマル

 6月中旬から内臓疾患の疑いで東京大学付属病院に入院していたヤダブ大統領は検査の結果特に異状は無いとのことであった。大統領はネパール側病院の勧めにより日本で検査を受けていたもの。

■ ネパール人の海外旅行

 ネパール人の海外旅行が増えている。統計によれば2012年度は約39000人が観光で海外を訪れている。最も多い旅行先はタイ国で26277人が個人や団体旅行でバンコクに行き、観光やショッピングを楽しんでいる。タイでの平均滞在日数は8.61日、一日あたり133ドルを費やしている。バンコクの他には、ドバイ、マニラ、香港、バリなどであるが近年はヨーロッパへの団体旅行も増えてきている。

■ 電子投票機

 選挙管理委員会は11月に予定されている国政選挙で電子投票機の使用を決めた。投票機はインドで使われているもので全選挙区に採用すれば約20000台が必要となる。問題は投票ボタンで現在の投票機には64の投票ボタンが付いているが139政党が全選挙区に候補者を立てれば機械そのものの改良が必要であるため、限られた選挙区などに配置するなどが考えられている。

■ 政治活動の盛んなギャネンドラ元国王

 ジャナカプール(テライ地区)を訪れているギャネンドラ元国王は演説で現在の国情の不安定を非難した。元国王が再び国政に関与するとは述べていないが意欲は充分のようである。また同じ時期近くで集会を開催をしていたカマル・タパ RPP-タパ派(元外務大臣)党首は再び君主制に戻るべきであることを強く協調した。

■ レストランの格付け

 DFTQC(Department of Food Technology and Quality Control 食品技術品質管理局)ではレストラン等の食べ物の品質向上と品質管理に向けてモニタリングを行っているが、昨年チトワン地区で行われた検査では28か所のレストランのうち2か所しか合格しなかった為、本年も引き続きカトマンズ地区で調査を行っている。

 管理局の調査に合格したレストランはグリーン・ラベル、何とか合格に近いものは黄色に赤い一本線、不合格は赤い二本線のラベルが貼られる。

■ ポカラの街が明るくなる

 ポカラはネパール第一の観光都市であるが、乾季になると他の都市部同様停電が続く。観光客や業者には昼間は問題ないが夜間の犯罪がレイクサイドなどの繁華街で多く起きている為、ソーラーによる街頭を設置することになった。9月末には取り付けが完了すが、観光客にとっても明るいポカラの夜になりそうである。



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