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ニューズ・ライン(6月1日~15日)
2013年6月17日

■ 国政議会選挙

 政府は懸案の議会選挙を11月19日に決定した。 主要政党とあらかたの政党は賛成しているが、マオイスト・バイデア派と周辺の少数政党は反対している。またマオイスト・バイデア派選挙管理委員会に政党として国政選挙への登録を拒否しており成り行きが注目される。 日程は決まったが定数や比例制、各職能団体、婦人団体、少数民族への議席割り当て、等実施の詳細決定が急がれる。

■ 134の政党

 5月30日に締め切られた政党の選挙管理委員会への登録は134政党に登った。委員会は締め切りの延長を示唆しているが、これはマオイスト・バイデア派に配慮したものと言われており、同派の登録が待たれている。

■ 5月28日が共和制記念日

 2008年に5月28日当時の制憲議会が共和制を宣言して以来ネパールは共和国となったが、政府は正式には共和制を国の法律で決めておらず諸外国からも外交上早急に法律化するように指摘されていたが、この度ようやく閣議がこれを承認し、正式に5月28日が共和国記念日として国の祝日となった。

■ 最低賃金制の改正

 政府と主要労働団体は傘下にある労働者の最低賃金を改正することに同意した。従来の基準賃金は6200ルピーであったがこれを8000ルピーとしたが、マオイスト・バイデア派と同派の組合はこれを15000ルピーにするよう抗議を続けている。

■ 偽造文書で日本渡航

 警察は偽造文書で日本に留学生を装って人材を送り出していたグループ15名を逮捕した。 このグループは教育コンサルタントなどと称して多くの若者から多額の金品を受け取り偽造された在学証明書などを使った大掛かりな詐欺集団と言われている。

■ デウバ元首相ニュデリー訪問

 コングレス党の最高幹部デウバ元首相が6月9日から13日の間インドを訪問した。 このところ中国とインドがこぞってネパールの各政党や経済団体などの幹部を招待しており、”招待ごっこ”と言われているデウバ氏の次は共産党のマダブ・クマール・ネパール元首相のインド行きが早くも取沙汰されている。

■ ポカラが最もクリーンな街

 世界環境日に因み都市開発省で国内の都市部のクリーン度を発表した。それによると、ポカラ市が最も清潔な街でダランとタンセンが続く。環境整備はネパールでも大きな問題となっており、各都市部が競っている。



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