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ニューズ・ライン(12月16日~31日)
2013年1月2日

■ コングレス党総会開催

 コングレス党は来年の選挙にむけて240選挙区の立候補予定者と幹部が22日より3日間タクテクス会議を開催した。

■ 国政選挙

 マオイスト派、コングレス党等はは来年5月中旬を目途に選挙を計画しているが、選挙管理委員会は選挙実施には3カ月程度の準備期間と法律の改正が必要であり難しいとの判断をし各政党に伝えた。また選挙管理委員会の委員長等最高幹部二人が来春1月中旬に定年退職もネックとなっている。

■ 大統領インド訪問

 ラム・バラン・ヤダブ大統領は22日から6日間のスケジュールでインドを訪問した。この公式訪問は2008年7月に就任以来3回目となる。随行にはマヘンドラ・ヤダブ灌漑大臣、外務次官等25名でニューデリーではムカルジェー大統領、シン首相等インド各界の要人との面談となる。

■ 溝は深まる両首脳

 マオイスト派はプラチャンダ議長と首相のバッタライ副議長の関係が微妙になってきている。プラチャンダ議長は自ら担いだバッタライ首相がコングレス党、共産党と関係を維持することが出来ないと判断し、バッタライ首相を見限りコングレス党に政権を譲る言動をしている為である。さきに行われたマオイスト幹部会にもバッタライ副議長は出席を拒否しており成り行きが注目されている。

■ オー・ミステイク!

 アメリカ、ロシア、日本、カナダ、ヨーロッパ諸国で運営している宇宙ステーションは地上370kmを周回しているが、NASAの発表したエベレストの写真が実は別の山であることがわかった。各国からのクレームでNASAはウエッブ・サイトから急遽削除した。

■ 外国人犯罪者が増える

 ネパールが都市化するに従い外国人が関係する犯罪が増えてきている。法務省刑務所担当官によれば、現在730人の外国人が服役しており、そのうち258人がカトマンズ盆地内の刑務所にいる。
 犯罪の種類も多くなってきているが偽札、ニセ・パスポートの従来型から近年は麻薬関係が圧倒的に増えている。国別にはインド人、パキスタン人、バングラデッシュ人など近隣諸国から、アメリカ人、日本人、イタリア人、中国人、フランス人など多岐にわたっている。

■ 大使館建物を売却

 政府はイギリスと旧西ドイツのボンの有る大使館を売却する為調査団を派遣する。大使館は両国では伝統ある建物で一等地にあるが、建物自体は耐用年数を過ぎており修復には膨大な金が必要な為買い手を探している。

■インフルエンザ

トマンズ地区動物検疫保険所はカトマンズ市郊外の養鶏所でH5N1鳥インフルエンザを発見しニワトリ、卵等を処分するとともに大規模な消毒作業をした。


■ 携帯電話の利用者

 NTA(Nepal telecommunications Authority)によれば携帯電話の所有者が大幅に増えている。ネパールには6社の携帯電話事業会社が有るが約1500万人がSIM Card を利用している。加入者数は

Ncell 8,750,000人
Nepal Telecom 8,060,000人
United Telecom 660,651人
Smart Telecom 41,9445人
Nepal Satellite 149,708人
STM Telecom 5,356人

■ 計画停電(1日12時間以上の停電)

 政府の努力にもかかわらずこの乾季の停電が昨年に比べて改善されておらず、12月31日現在1日12時間の計画停電が実施されている。ま一月中旬からは15時間以上の停電が予定されている。

■ 国軍総参謀長は自転車通勤

 ラナ国軍総参謀長は軍司令部に勤務するスタッフや近郊の旅団司令部に対し金曜日は車の使用を自粛し自転車通勤するよう指示した。自らもパタンからカトマンズ市内の司令部まで自転車で通勤していいる。軍の車両が多い為環境に配慮したとしている。



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