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ニューズ・ライン(10月1日~15日)
2012年10月16日

■ 不正蓄財

 共和制に政体が移行以来マオイスト派の不正蓄財が社会問題になっているが、マオイスト・バイデイア派はマオイスト・プラチャンダ派の幹部が短期間に不正蓄財で大金持ちになったことに抗議する為、名前等を
公表するとした。マオイスト派幹部の子弟は多くがアメリカなどの海外に留学しており国内でも最も裕福な階層になったことに反感は多い。マオイスト・バイデイア派は19日にも不正蓄財者の名前を公表するとしている。

■ 第26回アジア・太平洋商工会議

 CACCI(Confederation of Asia-Pacific Chambers of Commerce and Industry アジア・太平洋商工会議)が10月3日から開催された。21か国から約300名の経済界の代表が集まり地域の投資、貿易等について話し合った。最終日には経済人の集まりらしくゴルフ・コンペデイションで幕を閉じた。

■ 国連平和維持軍への貢献

 国連の会議でニューヨークを訪れているナラヤン・カジ・シュレスタ外相は播事務総長と会見し1959年以来92000人にのぼるネパール兵士を平和維持軍に送り60名の死者と多くの負傷者を出しており貢献度は大きいにもかかわらずネパール軍の指揮官が少ないことからこれを改めるよう要請した。

■ カトマンズ国際空港は24時間営業

 CAAN(Civil Aviation Authority of Nepal 航空局)は乾季の観光シーズンを迎え10月20日から3カ月カトマンズ国際空港の24時間営業を決めた。カトマンズ空港には現在30の国際線が就航しておおり国内線を含めて毎日480便が離着陸していいる。

■ 航空機の安全確保の英国がエキスパートを派遣

 9月28日のシータ・エアーの事故をうけて英国はその原因を調査するとともに、今後の対策の為航空技術者をは派遣することになり、ネパール航空局も同意した。

■ マイクロ経済指標

 2012/2013会計年度の上四半期が終わりに近づき国立中央銀行はマクロ経済指標を発表した。統計は最終的ではないが

インフレ-ション率 11.9%
国際収支黒字 Rs.437Million
貿易収支赤字 Rs.39Billion
輸出総額 Rs.7.2Billion
輸入総額 Rs.46.98Billion
海外送金 .Rs.33Billion

■ 金のかかるマオイスト兵士対策

 平和・復興省の発表によれば2006年11月に主要政党とマオイスト派の包括的平和合意協定以降マオイスト派の兵士の社会復帰等に費やした金額は15Billionルピーに達したと発表した。内訳は国庫から9.61Billion各国、機関等から5.41Billionとなっている。

■ 進まない新ポカラ空港の建設計画

 1975年に立案されすでに40年弱が経過して実現していないポカラ新空港は中国輸出入銀行の出資で実現するかに見えたが、中国企業に限定した入札で当初予定約US$180Million を大幅に超えるUS$305Millionn が最安値であった為に入札はキャンセルとなった。

 当初中国の10社が入札書類を購入したが、技術審査等で3社がショート・リストに残り応札したもの。大蔵省は再度中国側とローン額の増加等を含めて交渉を進めている。

■ トルコ航空がカトマンズ乗り入れ

 トルコ航空が今年末からカトマンズに乗り入れるようだ。第26回アジア・太平洋商工業者会議に参加したトルコ側によれば、本年末、遅くも2013年の早い時期にイスタンブール/カトマンズ線を実現する計画を発表した。トルコ側に発表によればネパールとヨーロッパを繋ぐ重要な路線になることを期待している
とのことである。

■ マレーシア航空は増便

 クアラルンプール/カトマンズのマレーシア航空は現在の週3便を5便に増便する。2011年の集計によれば約92000人のネパール人がマレーシアを訪れており8286人のマレーシア観光客がカトマンズ訪れている。現在カトマンズ/クアラルンプールは各航空会社のドル箱路線となっており、マレーシア航空、ネパール航空、エアー・アジア、等が参入している。



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