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ニューズ・ライン(9月1日~15日)
2012年9月17日

■ 消費がカトマンズに集中する

 ネパール経済は都市部に集中している。 国全体の人口の約15%といわれる カトマンズ盆地が全消費の三分の一を占めている。

 国立中央銀行の統計によれば、電力29.23%、ペトロール45.48%、デイーゼル15.46%、ケロシン37.56%、LPG60%などとなっていいる。金融関係では預金は60%、借入44%と国の経済、金融がカトマンズを中心に動いていることがわかる。

■ マオイストはをテロリスト条項から外す

 アメリカはImmigration and Nationality Act の Terrorist Exclusion List条項からマオイスト派を外すと発表した。9月5日にはアメリカは新大使が着任し10にはブレイク国務次官補がネパールを訪れて大統領、首相を含む要人と会談した。

■ 中国はネパールに幻想を持っていない

 中国共産党国際局は、ネパールが地勢上中国とインドの架け橋となると期待しているようであるが、中国の戦略は全く異なっており雲南省からラオス、ミャンマー、バングラデッシュ経由が西方への進出ルートであると晩餐会でネパール・メデイアに語った。

 この方針は2009年12月胡錦濤書記長が雲南省を訪れた際に決まったものであり、現在この方針にしたがいこれらの国々に向かって道路、鉄道の建設が行われている。 また同時にこの幹部はネパールは観光立国として重要な国であるとも言っている。

■ 格付会社が発足

 ネパールで格付会社が発足することになった。 銀行は融資に関し与信を検討する材料を多く持っていないことから格付専門会社ができたもの。

■ 総参謀長の退任

 グルン総参謀長は8月一杯で任期が終了し退任した。新総参謀長はガウラブ・ラナ中将が大将となって昇任する。

■ 信じられない数!!!

 政府統計によれば2000年から2011までに約3000人のネパール人労働者がサウデイアラビアで死んでいるそうである。これはこの間の派遣労働者が約484000人であったことから約160人に一人の割合である。

 死因は多くあるが、最も多いのはストレス解消の為に闇で入手した酒の飲みすぎであるが、劣悪な労働条件や交通事故も多く報告されている。また現在200人以上のネパール人労働者が刑務所におり在サウデイネパール大使館からの救助を待っている。

■ 抗生剤、農薬に汚染されている食物

 カトマンズで売られている農産物の大半が抗生剤、農薬の影響を受けていることがFood Control Lavoratoryの調査で明らかになった。ミルクの場合120のサンプルのうち67サンプルがEU基準の4ppb以下であるべきところが300ppbあり、鶏肉は50サンプルのうち10サンプルが高い水準で汚染されていた。

■ カトマンズ国際空港内の店は非常に高い

 商業省の物価監視チームはカトマンズ空港内のレストラン、土産物店の価格が非常に高いとのクレームが旅行者などからあるため調査した。

 市内での価格のピーナツ45ルピーが260ルピー20ルピーのミネラル・ウオーターが40ルピーなど
殆どの値段が市内より数倍高く売られている。店舗のオーナーによれば家賃が高いのが原因と言っているがはたしてそうか。



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