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ニューズ・ライン(2月16日~29日)
2012年3月2日

■ 国軍創立記念日

 1月21日は国軍創立記念日である。政府はヤダブ大統領、バッタライ首相、ジャ副大統領、最高裁判所長官や外交団の参加のもと日頃の訓練の模様を 披露するととも大統領、首相からは軍に対する賞賛の演説が行われた。

■ 元警察幹部に実刑

 スーダンへの平和維持軍にネパール警察から多くの人材が派遣されていたが、派遣軍の使用する車両など機材の購入にさいし当時の警察幹部がロンドンの業者からの収賄を受けていたとされる問題で、特別法廷は3名の元警察庁長官に2年の実刑と罰金を課した。ほかの31名の警察官は無罪となった。なお、この裁判の結果は最高裁に上告できる。

■ インドとの関係を模索するマオイスト議長

 ダハール・マオイスト派議長はインドとの関係を改善すべく模索している。議長は首相当時から中国との関係を重視したためインドとの友好にヒビが入ったと言われており、2009年に辞職以来インドを訪問していない。しかしながら、歴史的にネパール・インドは懸案事項が多くバッタライ首相になってからマオイスト派は関係の改善につとめており、両国の経済界の仲立ちで開催される両国議員フォーラムにダハール議長がデリーを訪問してシン首相を含む当地の政界のリーダーとの対話を模索している。

■ カタール首長ネパール訪問か

 カタールはネパール人労働者が多く働く国のひとつであり、昨年10月にはヤダブ大統領が公式訪問している。またカタール航空も毎日5便をカトマンズに乗り入れており両国の関係は深い。カタール政府は近々カトマンズに大使館を置くことになっており、すでに最初の大使も任命されている。酋長の公式訪問はヤダブ大統領の招待によるものであるが日程は公表されていない。

■ 銃が野放し!

 銃の所持については内務省、DAO(District Administration Office)の許可が必要である。Arms and Ammunition Act 1963 によれば銃を所持しようとする者はDAOに申請しメデカル・チェック後内務省などから許可が下りる仕組みになっており、毎年更新のしなければならない。2011年までに34468人が銃を所持していることになっているが更新した者はおらず、監督官庁でもその行方や使用目的などを把握していない。

 カトマンズ市でも13069人が所持しているが同様である。これらの銃は主にインド経由でイタリア、シンガポールなどから輸入されている。

■ 観光客は用心してください!

 カトマンズ市警察本部によれば、カトマンズ空港を含めた観光客の集まる場所での窃盗などの事故が大幅に増えている。もっとも被害の多い場所は空港、タメール ダルバール・スクエアで2011年度には634件の被害届があった。



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