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ニューズ・ライン(2月1日~15日)
2012年2月17日

■ 和解なる?
 コングレス党では党内の2大勢力であるスシル・コイララ党首とデウバ元首の間で5ヶ月以上にわたって続いていた主導権争いが和解することになった。事のおこりは昨年9月デウバ派が影響力を持つ青年組織のうち2団体を党が解体を計画したことによる。今回の和解案ではこの4団体ある青年組織のうち2団体をデウバ派が指導することとしている。

■ 資金管理にいいかげんな政党

 選挙管理委員会は2010年度の資金管理について全政党からの報告を求めているが、委員会に登録されている80パーテイのうち42政党が報告書の提出を怠っていると発表した。2月15日までに提出しない場合政党としての資格を失うことになる。

■ 第14回地震安全日

 ネパールは1934年1月16日大規模地震でカトマンズ盆地が壊滅的被害を受けた。これ以後小さな地震はかなりの頻度で起こっているが1月16日を忘れないためこの日を地震に対する安全確認の日として制定している。

■ 鉄道網でインド、バングラデッシュ、ネパールを結ぶ

 インド鉄道省はバングラデッシュ側と鉄道を結ぶことになった。計画によればインド側がハルデイバリからバングラ国境まで4.5km。バングラ側はインド国境まで7.5kmの鉄道建設を行う。これによりインドネパール国境にあるジョグバニがバングラと繋がることになるがジョフバニからネパール国内へのルートは未定である。

■ 活躍する韓国企業

 Moppw(Ministry of Physical Planning and Work 公共事業運輸省)はカトマンズ盆地内の交通・輸送網の整備のため盆地内を周回する75kmの鉄道網を計画しており、FS(Feasibility study )の為韓国のChungsuk Engineering Companyと交渉に入った。また、南部タライ地区のメチ・マハカリ約1100kmの東西鉄道計画のうちバルデバス・ビルガンジ間の詳細設計も同社が実施することになった。

■ 8000人を超えるバグマテイ川での不法占拠者

 カトマンズ盆地を流れるバグマテイ川は乾季になると河川敷に大勢の人々が勝手に家を建てて住んでいるが、政府は不法占拠を一掃するため住人の調査を行なった。

■ 電子決済始まる

 NCHL(Nepal Clearing House LTD 電子決済会社)は国立中央銀行とともに電子決済を再開することになった。NCHLは23の商業銀行、2つの開発銀行、国立中央銀行など32社がメンバーとなっている。

■ 383人の逮捕者

 従来比較的安全と言われていたカトマンズも近年の人口の急増と都市化が進むにつれて犯罪が多くなった。カトマンズ市警察本部と委員会は1月15日から犯罪取締りの特別チームを編成し2週間にわたって警備にあたりその結果を発表した。報告によるとこの間383人を押し込み強盗、誘拐、強奪などで逮捕した。

 このうち、318人がカトマンズ市、パタン市38人、バクタプール27人であった。この間延べ6025人の警察官が動員された。また同じ時期に行われた一斉交通検問で344人が酒酔い運転などで拘束され1000ルピーの罰金刑が課された。



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