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ニューズ・ライン(1月1日~15日)
2012年1月15日

■ 温家宝首相ネパール訪問

 14日温家宝首相が中東訪問の途上ネパールに立ち寄った。僅か5時間ほどの訪問であったが、昨年12月に予定されていた公式訪問がキャンセルされた為今回の訪問になったもの。

 プログラムの大半は経済協力に終始した。総額で約12billion Rupeeの無償供与で、この金額は過去中国が供した最大になる。午前11時50分にカトマンズ空港に到着し4時過ぎにはドーハに向け飛び立った。

■ 溝が深まるマオイスト内部闘争

 ダハール、バッタライ連合軍とバイデイヤ派の内部闘争は益々深まっている。すでにお互いに論議すべき点はし尽くされており両派に属さない派閥が妥協点を探っている状況であるようだ。マオイスト本部書記局には有力な7人の書記がいるが、ダハール派3名、バイデイア派3名、バッタライ派1名で勢力は拮抗している。数字に上ではダハール派が4名となるがタパ書記長はバイデイア派の為数字には表れない勢力図がある。

■ 証券市場への参入は未だし

 ネパールの株式市場は歴史が浅く、未だ外国の投資家向けには解放されていない。証券業界には現在85社が上場していおり、市場の開放は近隣国のみならずシンガポール、ホンコンからの要請は強いが政府とSBN(Securities BoardofNepal)の承認には若干時間がかかりそうである。

■ 公務員住宅の供給

 政府は高級幹部向け公務員住宅の提供を計画している。大蔵省等によればこの計画は公務員に住宅を供するとともに、停滞している不動産業界を復活と関連する不良債権の発生を防ぐ事を目的としている。

■ 携帯電話の利用者

 NTA(Nepal Tecom Authorityネパール電話機構)によれば2011年11月末現在で1475万人が携帯電話を利用している。

■ 取扱に困る前国王の車

 ギャネンドラ前国王は使用していた高級車ベンツを国庫に返納したが政府はあまりに高価な車である為今後誰が使用するのか困惑している。



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