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ニューズ・ライン(9月1日~15日)
2011年9月17日

■ 増える中国からの観光客

 中国からの観光客が大幅にふえている。2000まで中国政府はネパールへの観光目的の旅行は禁じていたが、2001年4月16日に両国による覚書交換により観光客のネパール訪問が可能になった。2005,6年ごろには年間1.5万人の観光客であったが2010年には46360人、2011年には7月までに空路で33375人、陸路から13360人を数えている。

■ スイスにあるネパール人のお金

 SNB(Swiss National Bank)によればスイスにある銀行に預金されているネパール人の預金が増加している。2010年度の統計では97.148スイス・フラン(8.95billion Rupee 約100億円)に達している。
 ネパールの国法ではネパール人は海外での投資や預金は禁止されているが毎年約500万米ドルが不正にスイスを含めてホンコン、シンガポール、ドバイ等に流出しているとされている。しかしながら、不正に預金されているとされている金はネパールのビジネス・グループや個人が第3国との取引で得た収入がほとんどで実際にネパールから送金されたものは少ない。

■ 品質に問題あり

 厚生省は小売店に並ぶネパール製の食料品について品質検査をしたが4113サンプルのうち約80%が検査不合格となった。

■ サテライト離着陸誘導装置

 政府はカトマンズ国際空港に衛星を使った離着陸誘導装置を設置することになった。この装置はエア・バスの子会社クオバデイスが無償で援助するもので。12月15日から運用が開始される。カトマンズ国際空港は現在VOR/DMEと呼ばれるラジオ・ビーコンを使用しているが、新しい装置は空港との管制のみならず周辺の航空機の飛行状況を確認することができ大幅に安全性が保たれる。



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