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ニューズ・ライン(10月1日〜23日)
2010年10月23日

■ ネパールが麻薬等の輸送基地に

 ネパール警察本部のNDCLEU(Narcotic Drug Traffic Control Law Enforcement Unit 通称麻薬等取締本部)の発表によればネパールがとりわけクーリエ・サービスを利用した麻薬等の取り引きの中継基地として利用されており取締を一段と強化した。NDCLEUの記録によればハッシシ、ブラウンシュガー、ヘロインがが主であるが、英国、アメリカ、日本、オランダ、がクーリエ・サービスでの最も多い送り先であるが、ハッシシを除く薬物そのものは世界各国から一旦ネパールに集められるようようだ。

■ UNMINがネパール政府にPLAの詳細を報告

 ネパールに駐在するUNMIN(United Nations Mission in Nepal)はマオイスト兵士として認定された19602名の年齢、住所、写真等の詳細についてネパール政府に引き渡すことになった。

■ インドの極左グループがネパールで訓練?

 インド政府によればインドのマオイスト・グループがネパール国内に潜入しネパールのマオイスト武装組織から訓練を受けているとインドのメデイアに述べた。

■ 時間と金のかかる幹線道路の整備

 物流の基本インフラである道路の整備はどこの国でもかなり時間と金をかけて取り組んでいるが、ネパールでも同様である。道路局が管轄する9286kmの幹線道路と約1200にのぼる橋梁の50%以上が緊急のメンテナンスを必要としており、とりあえずの修理だけでも23billion ルピー(約300億円)を要するとしている。

■ 陸軍参謀総長の外遊

 国防相はグルン陸軍参謀総長の10月の外遊日程を発表した。
  イギリス: 10月2日〜13日 デビッド・リチャード前英国軍参謀総長による招待。
  韓国: 10月19日〜24日 第13回 アジア・太平洋地区国防相参謀長会議。

■ 国家予算(2010/2011)の審議は10月の第3週

 ネパールの会計年度は7月15日から始まるが、マダブ・ネパール首相の辞職(6月30日)から現在に至るまで10回にわたる議会での首相選出に失敗し未だにネパール首相が管理内閣として国政を運営している。 このため肝心の国家予算が承認されずすでに4か月を過ぎようとしている。

■ 高給取りの金融機関幹部

 政府は民間金融機関幹部の給料が一般社員の給料と大きくかけ離れているため是正する方策を検討している。銀行などの社長等は35万ルピー(約40万円)から130万ルピー(約150万円)の月給と車、家、などを支給されているがあまりにも現実離れしているとしている。



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