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ニューズ・ライン(9月11日〜30日)
2010年10月1日

■ コングレス党の全国大会

 第12回コングレス党全国大会が9月17日から21日まで開催された。焦点は役員人事であったが党員投票の結果新しい党首にスシル・コイララ前党首代行がシェル・バハドール・デウバ元首相を破って選任された。

      党首  スシル・コイララ
      書記長 プラカッシュ・マン・シン
      財務  チトラ・レッカ・ヤダブ

■ 新首相の選任

 6月30日にマダブ・クマール・ネパール首相が辞任以来新首相の選任の手続きが議会で続いているが、9回にわたる投票にもかかわらず新しい首相はきまらない。すでにマオイスト派の候補者プラチャンダ議長は立候補を取り下げておりパウデルコングレス党国会議員団長が単独候補者として議会での信任を待っているがいずれの議員投票でも信任は得られていない。次回の投票は10月6日とするマオイスト派と14日から始まるダサイン大祭の後を主張するコングレスでの調整が続いている。

■ UNMINの任期4か月延長

 UNMIの任期は9月15日で終了したが、さらに延長すべくネパール政府、マオイスト派および国連安全保障委員会で協議されていたが、ネパール政府の提案した2011年1月15日までの4ヶ月延長することで国連は同意した。

■ 温暖化によるヒマラヤへの影響−閣僚会議

 昨年12月コペンハーゲンでの地球温暖化防止に関する国際会議でネパールは首相も出席し、温暖化によるヒマラヤへの影響についてアピールし、この10月には山岳国同盟とも呼べる50か国を招待して閣僚級の国際会議を計画し呼びかけたが、いずれの国からも回答が得られず取りあえず延期となった。政府は再度来年3月を目途に計画を練り直している。

■ ギャネンドラ前国王のヒンズー儀式への参加拒否される

 ネパール政府はバサンタプールで行われるヒンズー教徒による9人の生神様の儀式などへのギャネンドラ前国王の出席を、警備上の都合等の理由で参加しない様要請した。

■ 汚染されているミネラル・ウオター

 DFTQC(Department of Food Technology and Quality Control 食品等の品質管理局)によれば国内で売られているミネラル・ウオターの50%以上がバクテリアや過度の鉄分に汚染されていると発表した。現在88の会社が政府に認可されているが、先ごろ68社のサンプルを検査した結果32社のミネラル・ウオターが飲料に適しないと判定された。



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