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ネパールの空の事故
2010年9月3日

 ネパールは国内航空の事故が多い国と言われている。

 1949年にはじめて航空機とヘリコプターがネパールに紹介されて以来63件の事故で628人が亡くなっている。この数字が他国に比べて多いか少ないか、比較する資料が無いので定かではないが少ないとは言えないようである。事故の原因はいろいろあり立場によって判定が大きく異なるが不思議なことに何時の場合でも、事故調査委員会の結論は悪天候と地形のせいになっている。

 20年以上の経験があるパイロットによれば、所属する航空会社がビジネス優先で悪天候下でのフライトを強要したり、一日8時間以上の勤務が週6日間も続くと当然ながら疲労やストレスが溜まるがこれ等は重大な原因の一つであるとしている。また、政府の管理機関であるCAAN (Civil Aviation Authority of Nepal)が運航管理、メンテナンスを充分行っていないと言う意見も多い。

 パイロットの経験、技術不足を言い立てる者、ツインオッター等の国内線航空機はメイン・エンジンの他にバックアップ・ゼネレイターが付いており両方ともに故障しても滑空できるシステムになっているため、航空機のバックアップ・ゼネレイター・エンジンを外し運航コストを下げたりすることも指摘されている。

 いずれが正しいのか不明であるが、もし常に悪天候や地形のせいとするならば永久にネパールの航空機事故は無くならないことになる。

航空会社一覧
Sno Name of Airlines No of Aircraft
Big Small
1 Buddha Air 2+1 5
2 Yeti Air/Tara Air 3 5
3 Agni Air 3 3
4 Sita Air   1
5 Guna Airlines   3
6 Air Kasthamandap   2
Helicopter  
1 Dynasty Air   4
2 Fishtail Air   3
3 Mountain Heli   2
4 Simrik Air 1 2
5 Manang Air    



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