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ニューズ・ヘッドライン(5月15日〜5月24日)
2010年5月25日

■ 制憲議会の任期は延長か!

 残すところ4日間となった制憲議会の任期は2010年5月28日にその任期が終了する。議会の主な目的は通常の国家運営の為の立法府として機能することであるが、その名のとおり新しい憲法を制定するおおきな任務があった。議会が引き続き新憲法制定に向けて活動するためには現在の暫定憲法を三分の二の賛成を得て修正する必要があるが、修正を主導する現政権と与党共産党、コングレス党に対しマオイスト派は反対の立場をとっている。

 暫定憲法によれば、制憲議会の任期の延長は非常事態宣言を行い議会の3分の2の賛成を得て6カ月間に限り延長出来るとしている。したがって、議会の存在する28日以前に延長するにしろ、しないにしろ議会での決着が必要で、さもなくば自動的に解散となる。また、非常事態宣言は誰が発令するのか暫定憲法では定かでなく大統領であるとか、議会であるとかはたまた最高裁判所に決定を仰ぐべきであるとか難しい問題があるようであある。

 暫定憲法は制憲議会の有る無しにかかわらず新憲法が成立するまで有効であるため、議会の任期が延長されない場合は現政権が引き続き管理内閣の任務をおうことになる。



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