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ニューズ・ヘッドライン(4月17日〜4月26日)
2010年4月27日

■ まずは政府に相談してください

 ネパールは先進各国や国際金融機関などから有償、無償の経済援助を受けてプロジェクトを推進しているが、Worl Bank,(ADB アジア開発銀行)などが政府への相談なく直接地方でのプロジェクトを実施していることから、まずは中央政府と協議するよう要請した。

■ 税収の伸び顕著

 大蔵省は新会計年度(2009年7月16日−2010年7月15日)のうち4月15日までの税収について発表した。それによれば年度当初の目標であった176.5billinn (約2000億円)が大幅な増収になり190billionn(約2200億円)を超えるもようである。 一般会計の基礎となる税収の主な財源はVAT 31%(39.billion), Customs  20%(25billion), Income Tax 18% (24billion)等である。

■ 内閣不信任は上程されるのか

 政権から遠ざけられているマオイスト派を先頭とする政党はマダブ・クマール・ネパール内閣への不信任案の上程について検討している。マオイスト派はネパール首相の辞職とマオイスト派主導の全政党による内閣を目論見ているが、コングレス党、共産党等との共同歩調は難しいようである。現在の議席数は

党名 議席数 閣内
1. マオイスト派 238
2. コングレス党 113
3. 共産党 109
4. MJF−Yadav 25
5. MJF−D 27
6. TMDP 21
7. SP
8. RPP
9. RJP
10. RPP−N
11. NWPP
12. CPN−ML
13. CPN−U
14. OTHERS 22
合計 598

 不信任は単純過半数で成立するため300議席が必要であるが、いずれの側も獲得数の計算はできていない様である。

■ 大荒れになるかメーデー

 マオイスト派はマダブ・クマール・ネパール内閣打倒を目指して5月1日のメーデーに全国各地から50万人をカトマンズに動員し政府に圧力をかけるとともに、2日以降街頭闘争を行うと発表した。これに伴い政府は警察、武装警察、内閣刑事・公安部への動員司令を出すとともに、軍は単独で最高警戒にあたることになった。



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