Cosmos International
 Mail : desk@nepal-news.net
ニューズ・ヘッドライン(3月24日〜4月4日)
2010年4月5日

■ バンダリー国防相 中国訪問

 ミセス・ビデイヤ・バンダリー国防相が22日から5日間の日程で中国を訪問した。 国軍のトップが中国を公式訪問したのは共和制移行後初めてであり成果が期待されていた。

■ 依然として続く食糧危機

 極西地域での食糧危機が続いている。NFC(Nepal Food Corporation)によれば極西地区、北西地区40郡での危機が続いているが、とりわけカルナリ地区の北部フムラ、ムグ郡は極端な危機的状況であるとしている。

■ 北部国境調整委員会

 ネパールと中国は1414kmにわたる国境の策定に関し1963年に国境調整委員会を設立し1979年、1988年に議定書の調印を行っているが、本年4月4日から10日の間カトマンズで第4回委員会が開催されることになった。
 今回の会議で中国側はエベレストの高さを8844.5mに変更するよう提案するようであるが、ネパール側は従来とおり8848mを主張すことになる。

■ イギリス軍ゴルカ兵をアフガニスタンに派遣

 NATO指揮下にあるイギリス軍は1200名のグルカ兵をアフガニスタンに派遣することになった。 現在3700名のグルカ兵(ネパール人)がイギリス陸軍に所属している。 グルカ兵はイギリス軍に属するネパール人部隊であるが、過去にはフォークランド紛争で同島をグルカ兵が占拠したことで有名になったが、従来から香港、マレーシア、ブルネイ、キプロス、コソボイラク、などでも活躍しており、第二次世界大戦ではビルマ戦線で日本の第15軍がグルカ兵に壊滅され、連合軍の部隊として日本に乗り込んできたのも岡山に司令部を置くイギリス軍のグルカ兵であった。

■ 夢は未ださめない様である

 ギャネンドラ前国王は未だ共和制への移行に未練があるようで先日行われたテレビでのインタビューで新体制の移行は国民が決めるべきであるとの発言があった。
 これに対しマダブ・クマール・ネパール首相はだだちに共和制への移行は国民の支持によって行われたものであり、制憲議会が国民を代表していると反論した。



戻る
Copyright (C) 2010 Cosmos International All Rights Reserved