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ニューズ・ヘッドライン(3月16日〜3月23日)
2010年3月24日

■ 外貨準備高大幅減少

 NRB (National Rastra Bank 国立中央銀行)は2010年1月15日現在の外貨準備高が大幅に減少したと発表した。2009年の同時期の外貨保有高は279.99Billion(約3000億円)であったものが本年同時期には240.53Billion(約2500億円)に減少したものである。 

■ 金融、経済に警告! 10年以内にネパール経済は破綻!

 国立トリブヴァン大学経済学部をはじめとする金融、経済界のエキスパートによれば、政府が早急に対策を講じないと10年以内にネパール経済は完全に破綻すると警告した。BOP(Balance of Payment 国際収支)はネガテイブ傾向、青天井のインフレ、政治の不安定、ストライキの頻発による投資の大幅減少等が主な要因である。
 データによれば1990年に約4200の工場が稼働していたが、2010年には約3600になり、55万人の労働者は約30万人に減った。さらに昨年より1日10時間を超える計画停電が続いていることにより多くの工場等が操業を停止しているが、発電計画は有っても実施に至っておらず当分の間期待は持てないようである。

■ ADB (Asian Development Bank アジア開発銀行)電力に投資

 ADBは政府と電力セクターに投資することで調印した。ADBカトマンズ事務所と大蔵省で交わされた調印によれば、総額5040Million ルピー(約60億円)のうち4714Million ルピー(約55億円)がソフト・ローン、326Million ルピー(約5億円)が無償資金協力となる。実施機関であるNEA(電力庁)によればプロジェクトは、送電の整備、クリーン・エナジーによる発電の3つのコンポーネントからなっている。

■ コイララ元首相の国葬

 20日に死去されたコイララ元首相の国葬は盛大に行われた。コイララ元首相の娘で現在副総理兼外務大臣を務めるスジャタ・コイララの邸宅を出た遺体はコングレス党の本部に数十分立ち寄り、国民からの弔問、献花を受けるため 国立競技場に向かった。
 夕刻6時50分ヒンズーの儀式に従いパシュパテイナート寺院で火葬された。警察の発表では40万人を超える人々の弔問があり、沿道ははるかにこれを超える国民で埋め尽くされた。

■ KFC,Pizza Hut が大人気

 昨年11月開店したケンタッキー・フライド・チキンとピザ・ハットが市内で人気になっており好調のようである。客層は30代から50代だそうであるが、若干価格が高いため若い層には負担が大きく店側では新しいメニューを考えているとのことである。



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