Cosmos International
 Mail : desk@nepal-news.net
ニューズ・ヘッドライン(3月9日〜3月16日)
2010年3月17日

■ カトマンズ国際空港の拡張と改修

 観光省は第二国際空港のFeasibility study の開始とともに、現在のカトマンズ国際空港の拡張、改修計画を発表した。詳細設計等に関するコンサルテイング業務はすでにJVを含めて25か国6社がショートリストされている。計画は概ね4フェーズに分かれており第一フェーズは20015年の完成、最終的には2028年の完成をめざしている。総額USD600Million はADB(アジア開発銀行のローンとグラントが予定されている。

■ コイララ元首相の病状一進一退

 コイララ元首相の病状がおもわしくない。コイララ元首相は87歳と高齢であるにもかかわらず民主化を目指して先頭となって活動し自身のコングレス党のみならず他の政党からも尊敬されているが、肺に疾患があることから昨年はシンガポールで治療をうけていた。担当のネパール人ドクターによれば輸血等の手当ての結果病状は落ち着いているとのことである。面会は禁止であるが、マダブ・クマール首相マオイスト派バッタライ副議長、をはじめ各政党の首脳が面会に訪れている。

■ どうなるマオイスト派武装部隊

 最大,最難の懸案事項となっているマオイスト武装部隊の国軍への統合について、グルン国軍参謀総長は極端に政治化されているマオイスト武装部隊の部隊としての国軍への統合は難しいと述べた。同時に個人的に国軍への入隊を希望する者についてはしかるべき手続きがあれば考慮されるとも。一方、マオイスト派はグルン大将のコメントに反発しているが、現実的には国軍の崩壊に繋がりかねない、バルクの統合にはよほどマオ派が譲歩しない限り難しいようである。

■ 燃料の値上がり

 ガソリンやケロシン等燃料はNOC(Nepal Oil Corporation )がIOC(India Oil Corporation)から輸入し業者に販売しているが、IOCとの価格交渉は難しく通常は新しい価格のリストが一方的に送られてくることになっている。カトマンズ盆地内の現在の小売価格は、1リッターあたり、ガソリン80ルピー、ケロシン61ルピー、航空燃料USD805/litter,クッキング・ガス1250ルピー/シリンダー等となっている。    

■ 停電スケジュール

 電力不足が甚だしく大幅な計画停電が続いている。現在はカトマンズ盆地は一日12時間の停電である。盆地内は7地区に別れて停電スケジュールが決められている。下記は日本大使館、アメリカ大使館などのあるラジンパトおよびその北部地区である。

停電時間 電気の有る時間
(勤務時間中)
日曜日 04:00〜10:00 15:00〜21:00 5時間
月曜日 06:00〜12:00 16:00〜22:00 4時間
火曜日 07:00〜13:00 18:00〜24:00 4時間
水曜日 09:00〜15:00 18:00〜24:00 2時間
木曜日 10:00〜16:00 19:00〜01:00 1時間
金曜日 03:00〜09:00 12:00〜18:00 3時間
土曜日 03:00〜09:00 13:00〜19:00 休日



戻る
Copyright (C) 2010 Cosmos International All Rights Reserved