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ニューズ・ヘッドライン(2月13日〜2月18日)
2010年2月19日

■ ヤダブ大統領のインド訪問

 プラチバ・シン・パチル インド大統領の招待によりヤ統領が27名の随員とともに15日より4日間の日程でインドを公式訪問した。ヤダブ大統領にとっては就任以来初めての外遊がインドとなる。4日間の日程にはパテイル大統領、シン首相をはじめ要人との会談を含め経済協力案件の調印が予定されている。       

■ 航空協定の調印

 ヤダブ大統領の訪問に際し3件の調印式が行われた。懸案となっているカトマンズ/ニューデリーの空の便が6000席/週 であるため、これを30000席/週に増加する件、ネパール・インドの国境地帯に鉄道の建設、ヘトーダ地区での科学技術学校の建設などである。

■ 銀行家に逮捕状

 NDB(Nepal Development Bank) は銀行幹部による横領、不正融資等で裁判所の決定により会社の清算がおこなわれているが、大蔵省はこれに伴い会長等トップ・マネージメントを含む40名を告発した。横領による損失は6億9千万ルピー(約8億円)、不正融資は全融資額の55%に上る。

■ 第二リング・ロードの頓挫

 中国政府、アジア開発銀行等の資金協力で計画された第二リング・ロードは土地収用できた地域から建設が着手されているが、ここにきて土地所有者の反対が激しくなりこの5か月にわたり工事は中断している。現在の29kmの外側の約60kmの道路を建設し街区を外側に広げようとするものである。

■ ネパール航空の新機材購入

 ネパール航空は昨年11月 Air Bus A320-200,A330-200の2機を購入を決定し、すでに75万ドルの手付金も支払っているが、PAC(Public Account Committee 監査委員会)など政府内から調達の手続きや、資金などに疑問がるあると指摘を受け一旦この取引はキャンセルになるかにみえたが、ここにきてAIR BUSの所属するフランス、イタリア、ドイツなどがネパール政府に対し本件の早期決着を要請してきた。政府は未だ回答していない。 

■ 大幅な税収増

 大蔵省は2009/2010(2009年7月16日−2010年7月15日)の税収が大幅に伸びると発表した。大蔵次官によれば、昨年7月から本年1月までに約30%の増収が見込まれ最終的には176billion ルピー(約2000億円)となる模様である。また、関税、自動車税、各種許認可税も大きく期待できるがとりわけVATが大幅に伸びている。ネパールでは税金の捕捉率が低く10%前後と言われているが納税者も予想以上に増えているようである。



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