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ニューズ・ヘッドライン(1月26日〜2月3日)
2010年2月3日

■ バンダリー国防大臣 PLAの統合拒否

 ビデイア・バンダリー国防大臣は市内でメデイアの取材に応じ、その席上PLA(マオイスト武装部隊)の国軍への統合について、これに同意し難いと語った。大臣によればもしマオイスト派の武装部隊の隊員が加わりたいなら通常の国軍のリクルート手続きを踏むべきであり、国軍と国防省の関係者がメンバーに加わっていない統合に関する特別委員会の決定には拘束されないし、委員会は国軍と国防省の同意得るべきとの見解であった。

 これに対し、政府は首相声明としてバンダリー氏の談話は個人的なものであり政府見解ではないとした。また、当事者のマオイスト派はマオイストと7政党の間で交わされた平和協定に反するものとして厳重な抗議を行った。

■ 国会議員選挙は11月か12月か

 マダブ・クマール・ネパール首相は憲法が5月28日以前に制定され11月か12月に新憲法のもとに国会議員選挙を行いたいと述べた。

■ マオイスト派が議会をボイコット

 マオイスト派は開催中の議会をボイコットし論争となっている3点に関し首相と政府の見解を求めている。問題となっているのは

1) 訪問していたインド国軍カプール参謀総長がマオイスト派のネパール国軍への集団統合は軍を政争化するものであり採用はネパール国軍の通常の手続きによるべきである。と述べた事に関する政府見解。
2) 国軍からの武器の購入問題
3) ネパール首相がもしマオイスト派が武装闘争をはじめたらスリランカのLTTEの二の舞になると述べた事。

■ コイララ元首相がプラチャンダ前首相に警告

 コイララ元首相はインド政府の最近のネパール政府への対応について、内政干渉等と激しく非難しているマオイスト派に対し、同党に将来禍根を残す事になるのでやめるよう警告した。

■ 連邦制が提案される

 国体に改革等に関する議会の特別委員会は国内を14連邦州に区分する案を委員会の多数で決定し議会に提出運びとなった。委員会によれば14連邦州は

1. Khaptad
2. Jadam
3. Karnali
4. Lumbini-Awadh-Tharuwan
5. Magarat
6. Tamuwan
7. Tamsaling
8. Narayani
9. Sunkoshi
10. Newa
11. Sherpa
12. Mithila-Bhojpura-Koch
13. Kirant
14. Limbuwan

  であるが、各政党の思惑がありこのまま決定されるのも難しいようである。

■ ニセモノのジョニー・ウオーカー

 カトマンズ市警察本部は市内のレストランやホテルで出回っているニセモノのジョニー・ウオーカーを摘発している。市警によればこのニセモノは市内で作られている可能性があり、本物のジョニ赤の2000ルピーに対し1050ルピーで売られている。ニセモノはラベルに政府による課税証書がなくまた毒ではないが健康を害する可能性も認めている。



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