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ニューズ・ヘッドライン(10月28日〜11月6日)
2009年11月6日

■ 新通商条約調印

 懸案となっていたネパール・インド通商条約が調印された。新しい通商条約は1991年版を改正したもので、ネパールの対インド貿易が全体の三分の二の多くを占めながら貿易赤字が続いていたことや、非関税障壁を取り払うことが今回の改定の基本となっている。

■ タメール地区車両通行禁止

 カトマンズ市警交通局は観光客の多いタメール地区のうちカトマンズ・ゲストハウスを中心とする120m以内での車両の通行を禁止することにした。車両にはリキシャ、自転車も含まれる。ただし、午後4時から午後6時の間の進入は許可される。

■ 新憲法には31の基本的国民の権利が含まれる

 新憲法ドラフト作成委員会の国民の権利に関する小委員会は国民固有の権利として基本的な31項目を委員会に提出した。集会、表現、結社,信教、固有財産、言語等31項目が国民が保有する基本的権利として新憲法で保証されることになる。

■ 偽免許証の摘発

 カトマンズ市警交通局はこの3カ月で1400人ものニセ運転免許証を摘発した。このニセ運転免許証の所有者はほとんどタクシー、トラック、テンポーの運転者で一般車両の運転者には今のところいないようである。

■ ダンクッタ市(東ネパール)がマオイストに乗っ取られる

 東ネパールの大きな町ダンクッタ市がマオイスト派の群衆に乗っ取られた。当地からの報告によればマオイスト派と称する群衆が市当局の建物を乗っ取り勝手に市長、副市長などを任命して宣誓式などを行った。誰に宣誓したのか不明であるが取りあえず二重権力になっており本人達は大真面目ではあるがあきれ返っている人々が多いのも事実である。政府は外出禁止令を出して静観しているが、マオイスト派本部ではこれを支持したり、否定したりおおあわてのようである。

■ 徴税が大幅にすすむ

 公務員の天引きをのぞいてを除いて10%程度と言われていた税金の捕捉率がここ一年ほどで大幅に上がり、10月末の統計では昨年同期に比べて53%強の増加となっている。項目の中ではVATの増収が最も多い。

■ マオイスト派の街頭運動

 マオイスト派は11月1日から2週間にわたって反政府街頭運動を実施すると発表した。計画によれば夜間のトーチ・ラリー、政府建物への座り込み空港の包囲、市内のデモなど多岐にわたているが、空港への座り込みはバンコク・国際新航空のマネ事と多方面から非難され取りやめとなった。



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