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ニューズ・ヘッドライン(8月28日〜9月4日)
2009年9月4日

● 市中銀行は大幅な増益

 ネパール銀行協会の発表によれば2008/2009会計年度(2008年7月16日ー2009年7月15日)の市中商業銀行の決算は26銀行のうち23銀行が過去最高の利益をだした。
 世界的な金融危機のなかインドなど周辺諸国の大手銀行との資本提携などでその影響が心配されていたが、国内の建設ブームなどにより大幅な増収となったもの。主な銀行の収益を紹介する。

 銀行名
Nepal Bangladesh Bank 2472.189(約32億円)
Rastriya Banijya Bank 2032.220(約26億円)
Agriculture Development Bank 1237.990(約16億円)
Nabil Bank 1031.053(約12億円)
Standard Charterted Bank 1025.115(約14億円)
Nepal Investment Bank 914.575(約12億円)
Himalayan Bank 794.400(約10億円)
Everest Bank 742.425(約9億円)
Bank of Kathmandu 624.000(約8億円)
NCC Bank 461.507(約6億円)
(単位 100万ネパール・ルピー)

● 5割以上のネパール人が一日1.25ドル以下の生活

 ADB(アジア開発銀行)によれば、アジアの19カ国の中でネパールでは55%程度が一日1.25ドル以下の極度の生活困窮者 と認定されている。中国は15%以上、インドは45%程度がExtreme povertyのカテゴリーであり、各国とも貧富の差は益々大きくなってきている。
 また、ネパール、ラオス、アフガニスタンの女性は出産に際し約2%が亡くなっているがこれは基本的な衛生設備の整備が遅れているこも大きな原因となっている。

● 電話所有者は630万人

 固定、携帯電話などの所有者が約630万人になった。
 NTA(Nepal Telecomunication Authority) によれば2009年7月15日現在の電話所有者は630万人に達した。
 内訳は固定電話約81万人、携帯電話542万人、GMPCSなど10万人となっている。 ネパールでは固定 電話への投資がほとんど見られず現在6社の携帯電話会社が営業している。
 最近は学生などの若年層での利用が活発になっている。

1.Nepal Telecomunication Corporation (通信公社)
2.Spice Nepal Ltd
3. United Telecom Ltd
4. Nepal Satellite Telecom Ltd
5. Sky Net Work Ltd
6. Smart Telecom Ltd

等である。

● 極度に安い中国電化製品

 カトマンズにはかなり大掛かりなスーパー・マーケットが幾つかあるが、そのほとんどの商品はインド製か中国製である。 特に最近中国からの電化製品をはじめとする日用品の氾濫が激しくインド製を駆逐してきてるようである。
 品質は日本などの基準ではほとんど市場で通用しない物が多いが価格もまた極端に安く購買者は多い。

ちなみに、市内スーパーでの価格は

ミキサー・ジューサー(多機能) 800ルピー(約1000円)
デジタル時計    (多機能) 150ルピー(約180円)
固定電話機     (多機能) 130ルピー(約150円)
テレビ       (25インチ)1200ルピー(約1500円)




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