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ダブ・クマール・ネパール 首相に選出される
2009年5月24日

 制憲議会は5月23日共和制第2代の首相にマダブ・クマール・ネパール氏を選出した。

 5月4日ヤダブ大統領との確執で辞任したダハール首相は22日最後の演説を議会で行い23日午後首相官邸から退出した。約8ヶ月の首相であった。

 新任のネパール首相は先の制憲議会選挙で自身が書記長として率いた共産党統一派が大敗し書記長を辞任したが、依然として党内での信任は厚く今回の選任になったもの。議会はマオイスト派、Nepal Janta Dal を除く25政党のうち22政党  358名がネパール氏を支持した。またマオイスト派はこの選挙をボイコットしNJDは退出した。

 共産党統一派は共産党の本流を自認しており本来コングレス党と政界を二分する最大政党であったがさきの選挙で大敗し同じ共産党マオイスト派と連立で政権を担っていたがダハール首相のPLA水増し発言や、カトワル国軍参謀長の解任問題でマオイスト派と大きく政権運営の方針が異なり袂を別ったもので、これがマオイスト連立政権の崩壊の最大原因とされている。 

 首相の宣誓式は5月26日大統領官邸で行われる。



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