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カトワル参謀総長は更迭されるのか
2009年4月27日

 マオイスト政権には幾つかのハザードがあるがその一つが国軍のコントロールである。

 国軍の兵士新規採用に始まり、その後の8将軍の任期延長拒否、国内最大スポーツ・イベントへの国軍の参加拒否など次から次に問題が起こり国軍の制服組と国防省中枢との軋轢が深くなり、もはやいち軍や国防省の問題ではなく、ダハール首相の中国公式訪問もキャンセルされる事態なっている。

 マオイスト派の強硬派はカトワル将軍を更迭するよう政府に圧力をかけている。コングレス党は絶対反対、共産党統一派はカナール委員長派はマオイスト派に同調しているが、マダブ・クマール前書記長を先頭とする最高幹部会はコングレス党と足並みを揃えており党内が二分している。

 従来から、国軍にどのように対応するかが最難関と言われていたが簡単に"クビ"するとかの問題ではないようである。



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