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2001年王宮内での大虐殺! パラス前皇太子は語る
2009年4月1日

 2008年7月以来シンガポールに移り住んでいるパラス前皇太子が2001年6月1日夜の王宮内で当時のビレンドラ国王をはじめとするロイヤルファミリーがこれも当時のデペンドラ皇太子に射殺されたとする事件について、シンガポールのメデイアに初めて真相を語った。

 パラス前皇太子によれば根底には1990年の民主化運動で当時のビレンドラ国王が従来の絶対君主制を改め新しい憲法のもとで複数政党による立憲君主制を目指したが、デイペンドラ皇太子はこれが非常に不満であり国王と対立する状況であった。また、当時国軍が50000丁(総額1500万ドル)の国軍制式銃の買い替えを計画しており皇太子はこれを商売にしていたが、必ずしも国王の意向には沿っていなかった。また、よく言われていることであるが結婚相手について国王サイドからの反対が強かった。などがこの惨事を招いたとのことであった。

 いずれにしても、真相は闇の中であるが取り敢えず現場にいた人物からの初めての話であった。現政権はこの事件については再調査をすると発表している。



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