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PLAが兵員募集始める
2009年3月5日

 マオイスト派軍事部門であるPLA(People'S Liveration Arny)が兵員の募集を始めると発表した。

 軍事部門の最高指揮官であるナンダ・キソール・プンによればこの募集は現在空席になっている部門を埋めるためのものであり新たに人員を増やすものではないとのことであるが、マオイスト派の執行部そのものが沈黙を保っており,この計画が党の最高機関の承認を得ているものであるかどうかは定かではない。

 ネパールに派遣されているUNMIN(Unite(United Nation Mission in Nepal 国連の派遣している武器等の管理チーム)、野党コングレス等も質問に対してノー・コメントと口を閉ざしているが、水面下ではマオイスト派、共産党統一派、コングレス間で話し合いが進んでいるもようである。

 もともとこの問題は国軍が昨年末約3000名の新規兵士の充足を発表した事が原因で、PLAはこれに対抗したものと受け止められているが、現在NA(Nepal Army 国軍)とPLAの統合がAISC(国軍とPLAの統合に関する特別委員会)で議論されている最中の出来事であり委員会も困惑しているようである。国軍の新規兵士採用についてはラム・バハドール・タパ国防大臣(マオイスト派)は反対してこれを認可していないが、参謀総長のカトワル大将はこれが通常業務であり参謀本部事項であるとして両者の軋轢は大きくなっておおり、目下最高裁判所調査しているところであるが、裁判所としても開闢以来はじめての事例でありこれまたなんら決定にはいたっていない。



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