Cosmos International
 Mail : desk@nepal-news.net
マオイスト派は未だテロリスト集団!!!
2009年2月19日

 ネパールを訪問していたリチャード・ボウチャー米国中央南アジア担当国務次官補はマオイスト派が米国のテロリスト・リストであるTerrorist Exclusion List(TEL) から外されていない事についてワシントンの立場を説明した。

 同氏によれば、武装戦闘グループから平和的な政治団体への移行が主要な条件であるがそれは、その後選挙を経て政権をリードしていることで良い方向に認識できる。

 アメリカとしてはネパール国内法などの制定について影響力をもとうとは考えていないが、TELについてはまさにその取り外し作業をはじめたばかりである。

 しかしながら、肝心なのはマオイスト派の今後の考え方と行動であり現在も続いている国内各地での同派を含む暴力が平和に向うか否かにかかっている。その点でアメリカは民主主義と枠組み作りのため専門家に協力することが出来る。また、アメリカは医療、教育、農業など各分野での協力は惜しまないし、アジア開発銀行、世界銀行などからの投資についても考慮されるだろう。

アメリカには " The Immigration and Nationality Act"という国家安全保障のための法律があり、9.11世界貿易センターへのテロ以後2001年12月5日付でネパールのマオイスト派を含む39団体を。2004年4月にはさらに10団体をテロ若しくはそれに同調する団体としてリストに載せた。 リストに載った団体は米国への入国はできず、資産なども法律13224条項が適用され凍結されることがある。



戻る
Copyright (C) 2009 Cosmos International All Rights Reserved