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電力危機! 770MW(需要)−420MW(供給)=350MW(不足)
2008年12月18日

 12月17日政府閣議で”電力危機”を表明した。

 従来から政府は週40時間以上のおよぶ計画停電を実施しながら実際にはほとんど危機感を持った解消策を打ってこなかった。政治家の言う夢のごとき数十年先の計画は聞くには心地よいが実施機関である電力局のエキスパートは全く異なった現実的な評価をしており、これによればここ10年で電力の不足を解消する手立ては無いとしている。

 新しく発表された閣議決定の計画では2009年6月までに200MWの火力発電を運転開始するとのことであるが詳細は未定である。関係者の話によれば閣議決定は危機を意識したと言う点で歓迎できるが土地収用の問題、燃料の問題、肝心な資金の問題等解決されなければならない課題は山ほどあり到底実現不可能としている。

 今週からついに週45時間の停電になった。カトマンズ盆地では夕刻5時から8時、9時まで電気の灯っている地域は無い。世の中真っ暗闇だ!



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