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非常事態宣言発令(東ネパール)
2008年9月9日

 政府は洪水によるコシ川堤防の決壊等で被害の大きいスンサリ、サプタリ地区とその周辺(東ネパール)に非常事態宣言を発令した。

 救助、復興作業は続いており詳細が明らかになってきているが、ネパールでの過去最大の洪水による被害となっており国際社会への復興援助が求められている。また下流のビハール州(インド)の被害も大きく、ビハール州政府は中央政府に対し緊急にネパール政府と協議するよう要請し、マンモハン・シン首相、ソニア・ガンデイー、その他閣僚がヘリコプターを使って被災地域を視察した。

 この地域を含めてインドに流れるネパールの河川は水利権の問題等で未解決の部分が多い。特にコシ川は1954年両国で調印(The Koshi River Treaty)された懸案の河川であり解決には時間がかかりそうである。他の地域での国際問題が大きい為あまり海外では報道されないようであるが事態はおもく、日本からも各種の援助が期待されている。



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