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すすまぬ新政権構想
2008年5月21日

 制憲議会選挙後既に40日が経過しているが新しい政権を誰が担うのか、その姿形が未だに明らかではない。

 常識では最大政党となった共産党マオイスト派が次期政権を担当することになるが、マオイスト派そのものが単独政権を望んでいないように見受けられ各政党にオファーを出している。

 連立政権への障害は多くあるが直接的には
   1.マオイスト派の軍事組織の解体
   2.YCL(マオイスト青年組織)の解体
の2点である。

 コングレスやUML(共産党統一派)等はネパール国軍があるにもかかわらず、政党が別に軍事力を持っている事をつよく問題にしており、また下部組織であるYCLが各地で暴力沙汰を多く起こしていることからこれの解体も迫っている。もともとこれらの事柄は7政党とマオイスト派が闘争の合意をした時点で明らかであったが、問題を先送りにした″つけ”がいま回ってきたものである。

 各政党では連日話し合いやら交渉が行われており、その結果はかなり開示されているが朝令暮改の感じでどれが本当やら判断は難しい。



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