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選挙戦で街は賑やか!
2008年3月21日

 4月10日の制憲議会選挙を控えて街は賑わっている。

 カトマンズ盆地内でも10の選挙区に300人を超す立候補者がひしめいてよほど注意深く見ていないとどの党の候補者か見間違えることもある。以下候補者や党がどのような事を国民に話しているのかとくに整理することなく要約して並べてみた。

3月10日 reporter's club にて
☆ ラグジ・パンタ(共産党統一派)
わが党は下部レベルでの協力関係は考えられても中央段階ではマオイウト派と同盟を結ぶことはない。
☆ デナナス・シャルマ(共産党マオイスト派)
コングレス党や共産党統一派は現在の体制を続ける策謀を行っている。
☆ (アムリット・セルチャン JNP 党首)
わが党やマオイスト派の支持者は前回の選挙ではあらかた共産党統一派に投票したが,今回左翼連合が実現しないのはこの両派の責任である。
☆ ヒットマン・サキャ(共産党マオイスト派)
いや違う、左翼連合が実現しなかったのは、外国の反動勢力が統一派に圧力をかけたからである。
☆ シャラン・マハット(コングレス党 大蔵大臣)
来るべき選挙においてコングレスが勝利してはじめてデモクラシーが実現する。
 
ロータンハット地区共産党集会にて
☆ マダブ・クマール・ネパール(共産党統一派 書記長)
”プラチャンドラ議長あなたはネパール国の大統領などという夢を見ない方が良い。新しい国家体制は選挙で決まる。”
また、1990年以降5回の選挙にコングレス党は勝利しているが国民のために犠牲的に働いたことはなく汚職と混乱をばら蒔いただけである。国民のために真に働けるのはわが党だけである。
 
キルテプール(カトマンズ盆地第10選挙区)にて
☆ プラチャンドラ(共産党マオイスト派 議長)
250年以上続いた封建主義はここキルテプールからはじまった。そして我々の10年以上にわたる戦いによって今ここに封建主義は倒れわが党の主張する選挙がはじまった。
したがって、共和制をめざす戦いにこの歴史的この地から立候補する私に絶大なる支援をお願いしたい。
 
地元テライ地区にて
☆ ウペンドラ・ヤダブ(MJF 議長)
マオイストが発表した選挙公約は空想で実現不可能であり全く信用できない。いつも共産主義者が負ける選挙の前に行う大騒ぎでペテンだ。
 
ビラトナガールの自宅にて
☆ ギリジャ・コイララ(コングレス党 首相)
政府は武装闘争しているマデシ・グループとの対話は選挙前に行う事はない。選挙は唯一デモクラシーを実現する手立てであり、誰であろうと今後独裁を試みることは許されない。
 
カトマンズにて
☆ カマル・タパ(RPP党首 前内務大臣)
我々は7政党の全体主義者と戦うために他党との連合を調整している。暫定政権は国体を決めるための機関ではない、共和制に反対するために戦う。国民の9割以上は君主制に賛成している。



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