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政治家の最近の発言から
2008年1月22日

 ここ数日間の政治家や団体の発言を拾ってみた。

 国内の政情はマオイスト問題から次第に南部テライ地方マデシ政党の動きが注目をあびてきており、どの政党もこれを無視して国内の融和は難しく、ましては選挙には勝てないとみておりあの手この手を使って自身の陣営内に引き込む作戦にでている。一方のマデシ・グループは3つの大きな政党が連合しているがこれも穏健派から武装グループまでを含んでおり必ずしも一枚岩とは言い難と言うのが現状だろう。

■ コイララ首相
マオイスト派の軍事部門がネパール国軍に統合する事はない。これは昔インドでも時のネール首相は独立戦争の戦士達を国軍に統合しなかったように。

■ プラチャンドラ マオイスト議長
私は頭にきた。PLA(マオイスト派軍事部門)が国軍に統合する事は先の7パーテイとの合意で両軍とも選挙まで国連監視チームの指揮下に置き、その後新しい国軍を編成することになっていたではないか。我々を再びジャングルに追い返そうとする陰謀がみえる。

■ バッタライ マオイスト副議長
再び選挙が延期や中止されるなら、我々は再び武器を取って戦うことになる。

■ マダブ ネパール  共産党書記長
我々7パーテイ連合は4月10日の選挙実施で意思統一されている。しかも、国民は共和制を望んでいるにもかかわらず今の政治体制を守ろうとしているグループがいる。
■ ニデイ コングレス書記長
マデシ問題は来るべき選挙において解決が見出せるそのためにもぜひとも彼らも選挙に参加すべきである。

■ スジャタ・コイララ 無任所大臣(コイララ首相の娘)
共和制ではなく、現在の政体は守られなければならない。国王は責められても、王制には敬意を払わなければならない。

■ アルジュン KC コングレス党 スポークスマン
スジャタ・コイララの発言はコングレス党の党議に反している。

■ モハン・ビクラム・シン 共産党マサル派書記長
7パーテイ連合の主張する連邦共和制は間違いである。インドの圧力によいるものであり全く信義がない。



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