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今冬以降の乾期の電力は充分か!
2007年11月14日

 電力庁は週20時間の停電と言っているが!

 NEA(Nepal Electricity Authority)の発表によれば今冬以降の電力供給は貧しいものになりそうである。NEAのLoad Dispatch Center(配電センター)は今乾期の状況を12月以降現在の5倍、週約20時間の停電で凌ぐことになるだろうと予測している。

 第10次5ヵ年計画(2002−2007年)の電力セクターは目標とする314.6MWの発電生産に対しわずか20MWしか実現できなかったことが大きく影響しているとしているが、他の要因として漏電、盗電、技術的な欠陥により約25%が無駄に失われており、これの解決も増産と同じく重要な問題となっている。現状の総発電量は615MWであるが、なお100MWの不足があり、とりわけ乾期にはこれを超える需要があることから対策が急がれており、インドからの輸入も視野にあるが、送電線の建設も資金的に容易でなく早急に解決できそうになく、また建設中の中部マルシャンデイ(Marsyangdi)の70MWの発電所は完成が数年先と見込まれている。

 現在国民の約40%が電気の恩恵に預かっているが、残り60%のことを考えると我慢するしかないようである。


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