Cosmos International
 Mail : desk@nepal-news.net
共和制に移行する動議可決される
2007年11月6日

 暫定議会は11月5日共産党の提案した共和制に移行するための動議を賛成多数で可決した。

 議会の議席は328であるが、コングレス党を除く諸会派が賛成の過半数を占めた。この動議は共和制への移行を促すものであり法案ではないので拘束力は無いが、今後の政局を占う材料にはなる。

 共和制についてはかなり高いハードルがある。コングレス党は立憲君主制への穏やかなランデイングを模索しているので論外としても、共和制を主張する各会派の画く共和制は大きく分けて、

 1.プロレタリア独裁の共和制
 2.フランス、ドイツ等を模範とする共和制
 3.社会主義を盛り込んだ共和制

の3つにわかれており、今後たとえ共和制に移行することになっても、立憲君主制を模索するコングレスを置き去りにして、いわば骨肉の争いになると言う見方もある。

未だ先は長いようである。


戻る
Copyright (C) 2007 Cosmos International All Rights Reserved