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ネパールの景気動向(2006年7月から2007年7月)
2007年10月17日

 ネパールは第10次五ヵ年計画が7月16日で終了し、第11次に入っている。

 Nepal Rastra Bank (国立中央銀行)によれば、当初期待された2006年/2007年の経済成長率は6.2%であったが、実際は1.4%であった。理由はいろいろあるが、政情の不安定、治安の悪化、これに伴う民間からの投資の低下、ストライキによる流通妨害と売り惜しみなどが重なりネガティブ要素に大きく影響した。

 しかし、不思議なことにこの間、16の銀行などの金融機関が新たに開業している。また、消費者物価指数は6.5%増を記録したが前年の8%を下回った。インフレ率は5.1%増でこれも前年の8%を下回った。為替関係では2006/2007会計年度の後半である本年初頭からUSドルに対し14.3%上昇したが貿易収支は輸出が0.9%増、輸入が15.3%増となり以前出超が続いている。外貨保有高はNrs 165.11billionであるがこれは前年と同じ水準であり、約10ヶ月分の輸入代金に相当する。(Nrs=ネパール・ルピー) 

 ネパールの会計年度は7月16日から翌年7月15日までである。したがって、2006年7月16日から2007年7月15日までが昨年度に相当し、2007年7月16日から2008年7月15日までが今年度にあたる。

10月17日 為替レート
通貨 単位 買(ルピー) 売(ルピー)
1円 0.539 0.544
US$ 1ドル 63.20 63.80
EURO 1ユーロ 89.89 90.74
印度(印ルピー) 1ルピー 1.6 1.6015
中国【元】 1元 8.41 8.49
              

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