奥多摩の縦走

奥多摩  大岳山  1267m
おおだけさん




2006年7月1日〜2日

7月1日 多摩=御嶽=御岳山〜御岳神社〜大楢峠〜奥多摩(観光荘)
7月2日 奥多摩(観光荘)〜鋸山〜大岳山〜御岳山〜日の出山〜金比羅山〜武蔵五日市=多摩

相変わらず梅雨前線が停滞する中、奥多摩の山々を歩きました。初日は懇親山行でのんびりと歩き、奥多摩の観光荘で宴会。2日目は単独で五日市駅まで縦走しました。途中、御岳山付近で雨にあいましたが、雨具を着ることも無く、快適に歩きました。


7月1日

朝10時にJR御嶽駅に集合し、バスでケーブルカーの滝本駅へ向かう。ケーブルカーの切符売り場にレンゲショウマの写真のうちわがあり、一ついただく。天気予報のせいか、ケーブルカーはすいており、御岳山駅までゆっくり座って行ける。

神代ケヤキの手前までは平坦な道だが、神代ケヤキの辺りから登りがきつくなる。とても蒸し暑いので先ほどのレンゲショウマのうちわが役に立つ。参道を通り、門をくぐるといよいよ御岳神社の長い階段が始まる。汗をかきながらやっと御岳神社に到着した。ここで、安全登山の祈願をしてしばらく休む。



御岳神社へ向かう。




御岳神社にて。


階段を下り、神代ケヤキを過ぎ、大楢峠への分岐まで戻る。分岐を左に入ると静かな樹林の水平道になる。湿度たっぷりな樹林の中を10分ほど歩くと右に広場があり、ここで昼食になる。今日は仲間の退職祝いの懇親山行なのでワイン、ウイスキーがふるまわれロールキャベツのスープで食事をする。



広場で昼食。


大楢峠までは水平道続くが、意外と時間がかかる。ベンチのある大楢峠で大休止をして、奥多摩駅へ急な尾根を下る。しばらく下って行くと、黒いスクーターが転落していた。何故こんな道を下ってきたのかわからないが、運転者は居ない。さらに下って行くと、少し雲が切れて、本仁田山がシルエットで見えるようになった。奥多摩霊園の道に出た所で一休みする。

傾斜のきつい舗装道路を下って行き、川を渡ると傾斜は無くなる。養魚場を過ぎるとバイパス道路に出て、歩道を歩く。トンネルの手前で右に奥多摩駅へ向けて弧の橋を渡る。鋸山の登山口の氷川神社の前を通り、今日の宿の観光荘へ到着した。ビールで労い、温泉で癒し、宴会が始まる。



奥多摩の観光荘に到着。


7月2日

宿の朝食の関係で出発が1時間近く遅れてしまった。氷川神社の登山口まで車道を歩き、登りが始まる。奥多摩の山には熊が出るらしい。鋸山へのルートは入山者が少ないので、念のため鈴を鳴らしながら歩く。しばらくうっそうとした樹林の中を歩いて行くと眼前に長い石段が聳える。40度近い急な石段が続き、上部はさらに急になる。この石段を登りきると頭上に赤と白の五重塔が見え、愛宕山に到着する。



鋭く尖った愛宕山を望む。




眼前に聳える長い石段。




愛宕山の山頂に到着。


愛宕山からコルまでも急な石段の下りだ。コルには舗装された林道が上がってきており、少しの間林道歩きになる。右に尾根通しに山道に入るとアンテナの鉄塔があり、尾根状の登りになる。右手が開け、眼下には奥多摩の集落が広がり、曇っているが小河内ダムや大菩薩の山が見える。今日の天気はまずまずだが、大菩薩辺りの雲が不気味である。



小河内ダムや大菩薩の山が見える。




御前山を望む。


やがて尾根は細くなり、小さな岩峰の登下降が始まる。いよいよ鋸山の核心部に入った。鉄の階段やクサリが所々にあるが、気をつけて歩けば危険は無い。最後のクサリ場の上で一休みする。



岩峰にある祠。




核心部の岩尾根が続く。


このクサリ場で核心部は終わる。緩く、広くなった尾根をゆっくりと登って行く。人の気配は無く、鈴の音だけが響き、静かな山歩きである。まだ登下降は続き、いくつかの急登の末、鋸山に到着した。



鋸山に到着した。


鋸山から一旦急に下るが、気持ちの良い稜線歩きになる。緩やかな登下降が続き日がさしてきた。しかし、雨を呼ぶ涼風も吹き始め気持ちが良いが、時々小雨もバラつく。不安定な天候である。ここまで来ると何人かの登山者とすれ違うようになり、鈴はポケットにしまう。気持ちよく1時間ほど歩くと大岳山への急登が始まる。2回の急登を経て大岳山に到着した。山頂は今までとは打って変わって、登山者で賑わっている。



気持ちの良い稜線歩き。




賑わう大岳山の山頂にて。


天候は下降気味で、大岳山の山頂は深い霧に包まれてきた。濡れた岩の急な下りを慎重に下り、大岳小屋の手前を左に行く。後は日の出山までほぼ水平道である。途中でザァーという音と共に、とうとう雨が降り出した。念のため、止まってザックカバーなどパッキングの雨対策をする。シャツとズボンは汗で濡れており、雨具は着ずに歩く。幸い、樹林の中なので、降り始めの雨は下まで届かず、濡れることは無い。御岳神社に着く頃には雨は止み、御岳神社のベンチで一休みする。

御岳神社から日の出山への道を下り、樹林の道を歩く。雨の気配が無くなったので日の出山の分岐の所でザックカバーを外す。日の出山へは登らずに右の巻き道を行く。日の出山の直下で右に金比羅神社への近道を下る。いよいよ武蔵五日市駅まで10キロの金比羅尾根の始まりだ。

養沢への道を右に分け、しばらく行くと左に白岩ノ滝経由松尾への道が分かれる。正面の麻生山へは直登せず、右の巻き道を下る。麻生山を巻き終わった所で一休みする。この先、金比羅尾根はピークをいくつか過ぎ、ゆっくりと高度を下げて行く。それぞれのピークはほとんど巻き道になっているので登りは少なく、楽な道である。かなり歩き、やっと眼下に林道が見えた。この林道を橋で渡るとベンチがあり、ここで一休みする。



林道の上を橋で渡る。


しばらく樹林から開放され明るい道を歩き、少し行くと目の前に平らな金比羅山が見える。再び樹林の中に入ると左手に琴平神社がある。ここで境内に入り、鳥居の下を行くと近道である。琴平神社の周辺は金比羅公園になっており、ベンチやトイレが整備されている。道は琴平神社から一気に高度を下げる。ツツジやアジサイが植えられ、舗装された急な参道を下る。



金比羅山にある琴平神社。




ツツジやアジサイが植えられた琴平神社の参道。


やがて道は非舗装の林道になる。少しの間、林道沿いに歩き、右にカーブした所で真っ直ぐ細い山道に入る。標識は無いが、駅への近道である。樹林の中を真っ直ぐ下ると人家が見え、小さな川を渡ると車道に出る。T字路を右に行き、どんどん下って行くと魚鶴のすぐ上の交差点に出る。ここから武蔵五日市の駅はすぐそこだ。駅に着くとすぐに拝島行きの電車があり、着替えをする時間が無かったのが残念だが、スムーズに帰宅できた。



武蔵五日市の魚鶴。


もう少し早い時間に奥多摩を出発すれば、鍋割山や奥の院、日の出山のピークを踏む事ができる。鋸尾根はダイナミックに登ってこそ楽しい尾根で下りよりも登りがお勧めである。逆に金比羅尾根は登る楽しみの要素が少ないので下りが良い。いずれにしても、夏の低山は辛いので、秋から冬がお勧めの季節だ。

7月1日 標高 到着 出発
御嶽駅 245 9:34 10:12
御岳山駅 842 10:49 10:54
御岳神社 936 11:15 11:25
広場 797 11:51 12:53
大楢峠 739 14:00 14:27
奥多摩霊園 521 15:07 15:24
奥多摩(観光荘) 352 16:12
7月2日 標高 到着 出発
奥多摩(観光荘) 352 9:05
愛宕山 497 9:16
クサリ場上 748 10:14 10:16
鋸山 1109 11:27 11:34
大岳山 1268 12:44 13:54
御岳神社 879 14:03 14:11
日の出山分岐 786 14:33 14:35
麻生山分岐下 711 15:26 15:31
林道 515 16:43 16:51
琴平神社 448 17:01
武蔵五日市駅 186 17:40 17:44
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