日本海を眺めて

東北  鳥海山/新山  2236m
ちょうかいさん  しんざん




2005年10月9日

10月9日 鉾立〜御浜小屋〜七五三掛〜七高山〜新山〜大物忌神社〜御浜小屋〜鉾立=酒田=姥沢

土曜日は予想通りの雨だったが日曜日は期待できる。その期待できる1日を利用して紅葉の鳥海山を登りました。


10月9日

朝4時に起床し、5時に出発する。雨は止んだようだがまだ暗く、深い霧に包まれて視界は無い。登山口からコンクリートの石段を登って行くと鉾立展望台、白糸の滝展望台と続く。しかし視界は無く、楽しみは帰りに持ち越す。やっと石段が終わり石畳の山道になるころ辺りは少し明るくなり、少し視界が良くなってきた。左側は切れ落ちているが、右手に紅葉の山肌が広がる。紅葉の山肌の向こうにうっすらと日本海が望める。ここで朝食にする。



石畳の山道を登る。


正面に小ピークを見ながら傾斜のゆるい尾根を真っすぐ登る。ピークの手前で尾根の左をトラバース気味に登る。左手の沢の音が心地よい。やがて沢の源頭の広い斜面を登るようになる。とても気持ちの良い登りだ。これを登り切ると賽ノ河原に到着する。



賽ノ河原に到着。


賽ノ河原で沢を渡り、左気味にやや傾斜のある斜面を登る。登るにつれて傾斜が緩み、左手の視界が広がる。広々とした山裾の向こうに日本海が見え、とても広々とした感じだ。景色を楽しみながらゆっくり登って行くと前方に小屋が見える。美浜小屋の手前で大平からの登山道を合わせる。美浜小屋は御浜神社にもなっており、小屋横の広場から眼下に鳥海湖を眺められる。ここで鳥海湖を眺めながら一休みする。休んでいると鳥海山の雲が切れ、新山が姿を現した。



広々とした山裾の向こうに日本海が見える。




美浜小屋に到着。




鳥海湖を眺めながら一休み。




雲が切れ新山が姿を現した。


少し下り、登り返すと扇子森である。御田ヶ原に向けて石畳の階段を下る。御田ヶ原から緩やかな登りが続き、七五三掛に到着する。ここからは新山が望め、山頂に近づいてきた感じだ。ここで一休みして眺めを楽しむ。



御田ヶ原に向けて石畳の階段を下る。




日本海が望め気持が良い。




扇子森からの下りを振り返る。




七五三掛から新山を望む。


以前はここから大物忌神社への道が分かれていたが、現在は少し登った所に分岐がある。ここから外輪山の稜線は左側が切れ落ちているので注意して歩く。分岐の小さな看板が有り、真っすぐハシゴを登ると大物忌神社、右にトラバース気味に登ると外輪山ルートである。右の外輪山ルートを行く。急登が続く。眼下に大物忌神社への道が見え、人が小さく見える。左の崖に気をつけながら登って行くと文殊岳に到着する。ここまで来ると新山は目の前だ。ここで一休みする。



七五三掛から崖の急登になる。




美浜小屋方面を振り返る。




外輪山の稜線を見上げる。




新山は目の前だ。


外輪山の小ピークを越えながら急登は続く。小さなハシゴも有る。いつの間にか新山が目の前になり、人でこみあう大物忌神社が眼下に見える。行者岳からハシゴで小さなギャップに下る。ここから大物忌神社への道が有るが崩壊して危険な所があるので避けた方が良い。ここは真っすぐ稜線通しに行く。左に大物忌神社への分岐を分けるとすぐに七高山に到着する。新山の山頂は狭いのでここで昼食にする。遠望は利かないが紅葉の山肌が心地よい。



振り返ると日本海が広がる。




険しい登りが続く。




大物忌神社が眼下に見える。




新山をバックに。




ハシゴで小さなギャップに下る。




大物忌神社の向うに聳える新山。




七高山への登り。




七高山にて。


分岐へ戻り、大物忌神社へ向けて下る。やや急で浮き石の多い下りなので気を使う。登って来る人も多い。急な下りはわずかで、コルに降り立つ。涸れた沢状を渡り、直進すると大物忌神社に出る。ここを右に急な登りを行く。どこでも登れそうな、岩と粘土が混じった斜面である。落石に注意しながら昭和49年の噴火口の脇を登る。登り切ると噴火口のような所に出る。ストックをしまい、3点確保で下る。どれが頂上か分からないほど積み重なった岩のピークがいくつもある。狭い山頂には数人しか居られない。写真を撮って早々に下る。



大物忌神社へ向けて下る。




落石に注意しながら昭和49年の噴火口の脇を登る。




新山の山頂を見上げる。




新山の山頂にて。


下りは大物忌神社方面に行く。岩のゴロゴロした急な下りを3点確保で下る。岩のトンネルをくぐり、少し下ると眼下に大物忌神社が見え、大勢の人が見える。相変わらず急な下りだが、ルートがしっかりしているので歩き易い。大物忌神社に降り立ち一休みする。小屋も神社も営業していないが、トイレは解放されている。



岩のゴロゴロした急な下りを下る。




岩のトンネルをくぐる。




岩のトンネルを抜ける。




眼下に大物忌神社が見える。




大物忌神社で一休みする。


大物忌神社からの下りは七五三掛から見たほど急ではない。新山を背にほどよい傾斜の下りを行くと、左手の外輪山がどんどん高くなる。長い下りが続き、時折振り返り、新山を眺める。降り切った所に雪田がある。日の当たらない雪田を左に見て沢を渡り、対岸の外輪山の斜面の登りになる。トラバース気味に斜上して行くとしだいに眺めが良くなり眼下に紅葉の山肌が広がる。新山の眺めも素晴らしい。



新山を背に下る。




外輪山はまだ低い。




新山を振り返る。


急な斜面を登り、ハシゴを越えると外輪山ルートとの分岐に出る。ここからは今朝来た道を下る。日本海へ向けて鳥海山西面の眺めが広がる。右側の崖に気をつけながら下り、七五三掛で一休みする。



紅葉の山肌が広がる。


御田ヶ原へ下り、石積みの階段を登ると正面に鳥海湖と御浜小屋が見える。御浜小屋で一休みした後、鉾立へ向けて下る。今朝は霧のため分からなかったが、賽の河原の下の右の山肌は素晴らしい紅葉だ。さらに下って行くと白糸の滝の展望台に出る。先程見た素晴らしい紅葉の山肌が標高差300mの崖になって奈曽谷に落ち込んでいる。賽の河原からの沢が、その崖を白糸の滝となって落ちている。



西面の山並も素晴らしい。




素晴らしい紅葉の山肌。


さらに下り鉾立展望台からの眺めも素晴らしい。駐車場からわずかの距離だが、激しく切れ落ちた奈曽谷の紅葉の向こうに新山が聳えている。



激しく切れ落ちた奈曽谷の向こうに聳える新山。


観光地化した鉾立の駐車場を後に車で日本海へ向かって下る。日本海に沿って走り、酒田で夕食を取っているうちに暗くなった。高速道路と自動車専用道路で月山まで快適に走る。姥沢への道を上がって行くと霧に包まれ霧雨が降ってきた。今晩も車中泊にする。

鳥海山は雄大な山であり、山小屋もあるがシーズンオフには営業していない。しっかりと計画を立てて早立ちしないと日帰りは難しい。

10月10日 標高 到着 出発
鉾立 1163 4:53
白糸ノ滝 1318 5:30 5:48
御浜小屋 1705 7:07 7:24
七五三掛 1797 8:10 8:20
文殊岳 1991 8:58 9:04
七高山 2229 10:08 10:34
新山 2236 11:13 11:14
大物忌神社 2160 11:39 11:55
七五三掛 1797 13:16 13:26
御浜小屋 1705 14:05 14:16
鉾立 1163 15:45 16:02
酒田 10 16:53 18:00
姥沢 1195 20:43
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