独立の高峰

北アルプス  乗鞍岳  3026m
のりくらだけ




2005年7月15日〜16日

7月15日 多摩=原村
7月16日 原村=乗鞍高原=畳平〜肩の小屋〜剣が峰〜肩の小屋〜お花畑〜畳平=乗鞍高原=原村

スイストレッキングの高所訓練を兼ねて、手軽に三千メートルの稜線を歩ける乗鞍岳を登りました。梅雨明け直前で天気はまずまず、花に恵まれた素晴らしい山行になりました。


7月15日

いつものように8時20分に豊田駅前を出発した。三連休のせいか中央高速は普段より車が多い。それでも順調に走り、途中で買い物をして、10時半には原村の家に到着した。

7月16日

朝、6時に起床し、6時半に出発した。途中、みどり池PAのベンチで朝食にする。このパーキングはトイレが少ないのが難点である。松本で高速道路を降り、沢渡へ向けて走る。9時のバスに乗れるかどうか微妙な時間になってしまった。

乗鞍高原へ行く我々には関係無いが、沢渡の手前が土砂崩れのため通行止めになっている。このため上高地への車が乗鞍高原へ入って来るので混雑が心配だ。途中で渡された迂回路の情報によると、乗鞍高原からも上高地行のシャトルバスが出ている。

心配する程の事も無く、順調に9時5分前に乗鞍高原の駐車場に到着した。駐車場もあまり混んでおらず、バス停の前に車を止めて、支度をしながらバスを待つ。登山者ばかりでなく、スキーヤーもバスを待って並んでいる。



登山者ばかりでなく、スキーヤーもバスを待って並んでいる。


バスが到着し、スキーを床下に積み始めた。リュックもいっしょに積んでもらう事にする。2台目のバスにゆったり座り、畳平へ向けて出発する。混雑を予想していたが、まだ梅雨が明けていないせいか意外と人出が少ない。バスが高度を上げて行くと霧に包まれてゆく。それでも視界は有り、まずまずの天気である。

畳平に到着し、バスを降りると床下に積んだリュックが無い。肩の小屋入口でスキーヤーが降りた時にチェックしなかったのが失敗だった。すぐにバスで下ってもらい、道端に置かれたリュックを取って畳平に戻った。畳平は霧に包まれているので、雨具を着る事にする。休憩所の中でゆっくり支度をして、出発する。休憩所のトイレは有料だが、外には無料のトイレも有る。



休憩所の中でゆっくり支度をする。


まず、駐車場の中を鶴ヶ池に向かって歩く。大きな案内板があり、その横から砂利の歩道に入る。車が走れる程の広い道である。この道の両側にはコマクサが植えられていて、早速、高山植物を観賞しながらの山歩きになる。



道の両側にはコマクサが植えられている。




可憐に咲くコイワカガミ。




道端のコバイケイソウ。


富士見岳の下を通って、コロナ観測所への道を右に分けると、肩の小屋は近い。さっと霧が消えて、正面に雪渓が広がり、スキーヤーの滑る姿が見えた。肩の小屋のベンチで一休みする。



肩の小屋が見えた。




雪渓にはスキーヤーの滑る姿が見える。


肩の小屋のトイレは有料である。今日は風が強くないので外のベンチでゆっくりできる。肩の小屋までは幅の広い平坦な道だったが、ここからは岩を敷き詰めた山道になる。傾斜も有り、高度も三千メートル近いので、ゆっくり登る。時々雨がぱらつくようになったが、本降りになる様子っは無い。朝日岳の分岐を過ぎると稜線へ出るので、その少し手前で風を避けて一休みする。



霧の中、肩の小屋を出発。




岩を敷き詰めた山道を登る。




時々雨がぱらつくが風はあまり強くない。


稜線に出ると、かなり風を感じる。蚕玉岳(こだまだけ)を越えると剣が峰への最後の登りが始まる。やや急登だが、登山道の脇に咲くコイワカガミやハクサンシャクナゲが疲れを吹き飛ばしてくれる。



岩肌に咲くコイワカガミは可憐だ。




雪と風に耐えた力強いハクサンシャクナゲ。


小屋の前を通り、わずかの登りで祠のある剣が峰の山頂に到着した。頂上に立つと、ほんのわずかな時間だったが、雲が飛び去り、遠方の御嶽山や眼下の権現池を望むことができた。祠の陰で風を避けてしばらく休憩するが、この後雲が切れることは無かった。本当に幸運な一瞬だった。



霧に包まれた剣が峰の山頂に到着。




眼下に権現池が見えた。




雲が飛び去り遠方の御嶽山も姿を現した。




再び霧に包まれた三千メートル峰の剣が峰で記念撮影。


帰りも同じ道を肩の小屋まで下る。肩の小屋のベンチで一休みした後、畳平へ向かって歩く。視界が良くなり、雪渓を滑るスキーヤーの姿がよく見える。富士見岳の分岐の先で左にお花畑への道に入る。



雪渓を滑るスキーヤーの姿がよく見える。




ツヅラ折れのバス道路。


しばらく下ると右手の斜面にキバナシャクナゲの群生が広がる。さらに下り左の木道に入るとお花畑の周回路になる。白いハクサンイチゲの花が一面に咲き乱れ、霧との相乗効果で素晴らしい眺めだ。花を観賞しながら木道を行くと、クロユリの群生が見られた。



ハクサンイチゲがとても多い。




斜面に群生するハクサンシャクナゲ。




地味に咲くショウジョウバカマ。




色とりどりに咲く花々。




クロユリも群生している。


再び木道を戻り、分岐を右に畳平へ向かう。階段を登り切ると畳平の駐車場に到着した。今朝休んだ休憩場で雨具を脱ぎ、バスを待つ。予定通り4時10分のバスで乗鞍高原へ下り、駐車場の隣に有る「ゆけむり館」で汗を流し疲れを癒す。風呂に入っている間に夕立がやって来たが、すぐに止んだ。車で少し下った「いじゃれ」という食堂でゆっくりと夕食を取り、松本へ向かう。諏訪湖SAで一休みして原村の家に戻った。

乗鞍岳はバスを使って気楽に三千メートルの山を登れる国内唯一の山だが、それだけに天候の変化に気をつけて登りたい。

7月16日 標高 到着 出発
原村 1225 6:32
みどり湖PA 850 7:07 7:47
乗鞍高原 1455 8:55 9:08
畳平 2703 10:05 10:52
肩ノ小屋 2774 11:38 11:52
朝日岳分岐 2930 12:37 12:42
剣ヶ峰 3026 13:07 13:35
肩ノ小屋 2774 14:19 14:32
畳平 2703 15:27 16:10
乗鞍高原 1455 17:09 19:42
原村 1225 21:49
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