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奥多摩  川苔山  1363m
かわのりやま




2005年5月14日

5月14日 多摩=奥多摩=川乗橋〜川苔山〜鳩ノ巣=多摩

正子の復帰足慣らしを兼ねて、新緑の奥多摩を訪ねて川苔山を登りました。川乗橋からのルートは沢とからんだ気持ちの良いルートでした。


5月14日

朝6時半の電車で出発し奥多摩へ向かう。拝島から乗った奥多摩行きの電車は4両編成で、ハイカーで混雑している。奥多摩駅から東日原行きのバスは2台出るが、乗り切れない可能性もあるので急いで改札口を出てバスに向かう。

川乗橋で降りる人は意外と少なく、ほとんどの人は東日原へ向かったようだ。川乗橋のバス停には「当局の指導で」交通整理のおじさんがいる。今日の天気予報は「曇り後雨」だが、日が照ってきた。今日はGPSを使う練習も兼ねているので、GPSをセットして出発する。



バスが到着すると賑わう川乗橋。


しばらく舗装道路を歩く。GPSを気にしながら歩くが、谷間で樹林があると衛星を外してしまいあまり調子良くない。竜王橋を過ぎると道は大きく回り込み、傾斜がきつくなる。左手の新緑と岩の眺めが気持良い。すぐに細倉橋に到着しベンチで一休みする。



新緑と岩の眺めが気持良い。


細倉橋から川苔谷の右岸の道へと右に入る。すぐに沢沿いの巻道になり、沢床に降りて左岸へ渡る。時々眼下に滝を見ながらの巻道歩きが続くが、足元が崖になっている所も多く気が抜けない。橋で何度か対岸に渡り、新緑の沢筋を気持ち良く歩く。



眼下に滝を見ながらの巻道歩きが続く。




何度か橋を渡り新緑の沢筋を気持ち良く歩く。


左正面に岸壁が見えたら百尋の滝は近い。川苔山へのルートから離れて左に階段を2つ降りると沢床に着き、正面に百尋の滝が見える。楽さの大きい立派な滝が新緑の木々の間から落ちる様は素晴らしい。滝の音を聞きながら一休みする。



百尋の滝に到着。




新緑の木々の間から落ちる様は素晴らしい。


再び階段を2つ登り、川苔山への道に戻る。さらに1つ階段を登り、沢から離れて急な斜面をどんどん登る。所々にスミレなどの花が咲いており気持ちが和む。いつの間にか青空は消えて、川苔山の山頂は霧に包まれてしまった。



再び階段を2つ登り、川苔山への道に戻る。


急登が終わりトラバースの緩い登りになると右手から沢が上がって上がってくる。やがて沢に向かって少し下り、火打石谷を渡る。ここには小屋跡があり、休むのに良い。火打石谷を渡って登って行くと分岐に出る。まっすぐ下り気味に行くと足毛岩経由で川苔山へ、左の斜面を登ると茶屋経由で川苔山へ行く。今日は左を登る。しばらく急登が続くが、やがて沢沿いに登るようになる。ここで一休みする。

しばらく沢沿いに緩やかに登って行くと、所々にワサビ田の跡が見られる。沢の源頭の気持ちの良い樹林を過ぎると再び急登が始まる。しばらく我慢して登って行くと川苔山分岐の茶屋に出る。ここから右に気持ちの良い稜線歩きですぐに川苔山の山頂に到着する。今日は霧に包まれていて展望は利かない。



川苔山分岐の茶屋に出た。




気持ちの良い稜線歩きで川苔山へ向かう。




川苔山の山頂にて。


賑わっていた山頂もやがて静かになってきた。ベンチで食事をしていると寒くなってきた。気温は10度ぐらいである。温かいものを飲んで下ることにする。いったん先程の茶屋まで下って、右に鳩ノ巣へ下る。



茶屋の分岐から右に鳩ノ巣へ下る。。


しばらく滑りやすい道が続くが、曲ヶ谷北峰からの道を合わせて尾根状になると歩きやすい道になる。舟井戸で大ダワへの稜線の道を右に分け、樹林に入る。しばらく暗い杉の樹林の中の下りが続く。再び大ダワへの分岐があり、ここで一休みする。

さらに樹林の下りが続く。杉林の下りは単調だ。下った沢状の所で再び一休みする。ここからは緩い下りのトラバース道が続き歩きは楽になる。所々緩い登りも交えて40分程歩くと、右手の尾根が下がって来て大根ノ山ノ神に到着し、大ダワからの道と合わさる。

大根ノ山ノ神には林道が上がって来ており1台のバイクが止まっていた。再び下りになり、右手に本仁田山方面を見ながら気持ち良く高度を下げる。ヒメシャジンの群生の迎えを受けると眼下に人家が見えるようになり、鳩ノ巣は近い。熊野神社への道を右に見送って下って行くと眼下に鳩ノ巣の町が広がる。



右手に本仁田山方面を見ながら下る。


予定していた4時6分の電車が出発する音が駅から聞こえてきた。ゆっくり下り、次の電車に乗る事にする。舗装道路を道なりに下り、踏切を渡るとすぐ右に鳩ノ巣の駅がある。駅のトイレで顔を洗い、電車を待つ。行きとは違い空いた電車で家路についた。

奥多摩で人気の高い川苔山へは色々なルートがある。鳩ノ巣からの道は単調な杉林で面白みに欠けるが一般的である。川乗橋からのルートは沢沿いで変化に富み楽しめる。奥多摩または鳩ノ巣から本仁田山経由のルートは稜線通しで登下降が激しいが楽しめる。古里から赤杭山経由のルートは体力勝負である。季節とルートで色々と楽しめる山である。

5月14日 標高 到着 出発
堀之内 115 6:27
奥多摩 340 8:23 8:30
川乗橋 430 8:45 8:54
細倉橋 655 9:38 9:48
百尋ノ滝 850 10:38 10:53
1140 11:51 11:55
川苔山 1363 12:30 13:23
大ダワ分岐 1010 14:19 14:28
沢状 790 14:55 15:00
大根ノ山ノ神 660 15:39 15:42
鳩ノ巣 320 16:25 16:38
橋本 115 18:10
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