2005年2月20日
2月20日 原村=甲府南=田貫湖〜長者ヶ岳〜田貫湖=河口湖=多摩
1月に石割山から東面の富士山を眺めたので、2月は西面の富士山を眺めに長者ヶ岳に登りました。あいにく山頂は雲の中でしたが、途中の尾根から富士山の眺めを堪能しました。
2月20日
朝5時に起床する。日が出る前は星空だったが、日が出るころには曇り空になった。朝食を済ませて7時に出発する。今日は冬型の天気予報なので、富士山の展望に期待したいところだ。
中央高速の八ヶ岳サービスエリアでトイレ休憩をする。権現岳や編笠山等の八ヶ岳南部の山々がよく眺められる。富士山にも雲はかかっていないようだ。甲府南で中央高速を降り、上九一色村を経て精進湖に到着した。湖畔に車を止めて一休みする。
本栖湖を右に見て、朝霧高原を過ぎ、右に田貫湖への道に入ると正面に長者ヶ岳の東尾根が見える。山頂付近は雪で真っ白だ。
田貫湖に到着し、湖畔の駐車エリアに車を止める。ここは釣客用の駐車エリアのようで、登山者用は車道を少し登った登山口の所に有る。
今日は暖かく、風も無いので少し薄着で出発するが、登山口まで歩く間に暑くなり衣服の調整をして出発した。登山道は東尾根に忠実につけられており、階段状の直登が続く。左は杉林、右はシャガの林である。右手に朝霧高原を眺めながら登り、振り返ると樹間から富士山が望める。
急登の前に一休みして樹間の富士山を眺める。階段状の急登を終えてしばらく登ると右手にベンチが有り、富士山を望む事ができる。ここで富士山をバックに記念撮影をする。
さらに登ると分岐が有り、ベンチが並んでいる。眼下に田貫湖が広がり、ここからの富士山の展望は素晴らしい。
さらに尾根状を登って行くと斜面の登りになる。少し踏み跡が分かりにくいが、ともかく上に向かって登ればよい。この辺りから雪道の登りになる。たどり着いた小ピークの日当たりの良い所で一休みする。見上げると青空が広がってきた。頂上からの見晴らしが期待できる。
一旦、少し下るが、再び頂上へ向けて尾根状の登りが始まる。登るにつれて雪が多くなり、滑らないように注意して登る。階段の所の雪が固まって滑りやすくなってきたので、ベンチの所でアイゼンを着ける。
まだ土が露出している所もあるが、アイゼンが団子にもならず歩きやすい。単調な登りが続きなかなか頂上に着かない。いつの間にか霧に包まれて現在位置も分かりにくい。じっくり登って行くと上方に標識が見え、ベンチの有る長者ヶ岳の山頂に到着した。
山頂はすっかり霧に包まれていて富士山を眺める事はできないが、記念撮影をして、ベンチでくつろぐ。山頂にいた人は下山して行き、静かな山頂でゆっくり時を過ごした。
登って来た道を下る。下りはアイゼンを利かせて快適に行く。登りにアイゼンを装着したベンチを過ぎ、コルまで下ってアイゼンを外した。少し登り返して再び下り、分岐のベンチで一休みする。残念ながら雲のため富士山は見えない。
単調な階段状の下りが続き、雪解けの泥に難渋しながら下る。やっと登山口に着き、田貫湖の湖畔を歩いていると富士山が姿を現わした。
キャンプ場へ行き、トイレを借り、泥々になった山靴から解放された。河口湖経由で八王子へ向かう。夕方になって雲が上がり、左手に長者ヶ岳の山頂が見えた。右手の富士山は日の光を浴びて輝いている。河口湖で中央高速に乗るころには日が落ちてきたが、渋滞は無く予定通り6時過ぎに豊田駅に到着した。
単調な登りが続くので飽きてしまいそうだが、時々姿を現す富士山が疲れを癒してくれる。秋か冬の天気の良い日に登りたい。ポイントにベンチがあるのでゆっくり休みながら登ろう。
2月20日 | 標高 | 到着 | 出発 |
原村 | 1225 | − | 7:10 |
八ヶ岳PA | 800 | 7:37 | 7:45 |
精進湖 | 910 | 8:40 | 8:47 |
田貫湖 | 670 | 9:21 | 9:34 |
下部階段 | 870 | 10:23 | 10:32 |
小ピーク | 1075 | 11:31 | 11:40 |
上部ベンチ | 1190 | 12:22 | 12:29 |
長者ヶ岳 | 1336 | 13:15 | 13:46 |
コル | 1085 | 14:25 | 14:33 |
分岐展望台 | 995 | 14:50 | 14:57 |
田貫湖 | 670 | 15:52 | 16:24 |
豊田駅 | 100 | 18:19 | − |