新穂高温泉から

北アルプス  西穂高丸山  2452m
にしほだかまるやま




2004年9月25日

9月24日 多摩=原村
9月25日 原村=新穂高温泉=西穂高口〜西穂山荘〜丸山〜西穂高口=新穂高温泉=原村

秋晴れに期待して西穂高の丸山から穂高の山々を眺める計画を立てましたが、あいにくの秋雨前線のおかげでやきもきさせられました。結局は素晴らしい眺めに恵まれ、素晴らしい山行ができました。


9月24日

小雨の中、多摩を出発した。中央高速は比較的空いており、小雨が降ったり止んだりする中を走る。諏訪南で降り、原村に近付いて行くと、しだいに濃い霧に包まれてゆく。雨は止んでいるが、明日の天気は期待できそうにない。

9月25日

天気の回復は午後になりそうなので、1時間遅らせて5時に起床する。天気予報は芳しくないので北八ヶ岳に計画変更も考えたが西の空が少し明るいので、新穂高温泉へ向けて出発する。出発するころには諏訪湖周辺には青空も見る事ができた。諏訪湖のサービスエリアで一休みした後、松本へ向けて走っていると、トンネルを抜ける度に天気が変わり一喜一憂する。松本盆地は濃い雲の下で、時折小雨が降っている。

走るにつれて雨は止んでいったが、相変わら雲は低い。安房トンネルを越えると天気はいくらか良くなってきた。栃尾から見上げる穂高の山々は雲の中だが、進むにつれて、時折ロープウェイが見えるようになった。9時過ぎに鍋平の駐車場に到着したが、出発の準備に手間取り9時半の便には乗れず、10時のロープウェイで上る。ほとんど展望の無い雲の中を上がり、7分で西穂高口に到着した。展望台は霧に包まれており、わずかに西穂山荘辺りが見える程度である。ともかく、西穂山荘まで登る事にする。



新穂高のロープウェイ。




わずかに西穂山荘辺りが見える。


園地を抜けて、登山センターから山道に入る。時折、短かい木道があり、下り気味に進む。展望の良い辺りで一休みするが、穂高は相変わらず雲の中だ。



木道を歩く。


下り切ったコルで左に新穂高温泉への道を分けるといよいよ登りになる。道は良く整備されているが、前半は急登でありゆっくりと登る。展望は無いが、紅葉の山を楽しみながらの登りである。



急登が始まる。


途中で一休みして、さらに登るとようやく傾斜が緩まり、西穂山荘の屋根が見えた。木道を渡り、小屋の裏手の階段を登り、小屋の前に出る。天気のせいか、夏のシーズン中のような混雑は無く、小屋の前のベンチでラーメンを作り、ゆっくりと昼食をとる。



西穂山荘のベンチで昼食。




昼食のラーメンを調理中。


周辺の山々は相変わらず雲の中だが、時折目の前の霞沢岳の雲が切れるようになってきた。昼食後、リュックとストックを小屋に置いて、丸山へ向けて登る事にする。

小屋の北側から登るが、早速岩がゴロゴロする登りになる。少し登ると眼下に緑色の大正池が見える。霞沢岳の雲はほとんど無くなってきたが、焼岳はまだ雲の中だ。



少し登ると展望が広がる。




岩がゴロゴロする登り。




眼下に緑色の大正池が見える。


岩の道をもう一段登ると正面に独標が見え、西穂高岳の山肌の雲がどんどんと切れてゆく。さらに登ってゆくと、紅葉の山肌の向こうに前穂高岳と明神岳の岩の頂が見えた。今日はあきらめていた景色だが、ここまで登って来て本当に良かった。この雄大な景色を眺めながら丸山の頂上まで歩く。西穂高岳山頂を覆っていた雲もようやく消えてきた。



紅葉の明神岳が見えてきた。




広々とした丸山の稜線。




西穂高岳の霧が晴れてきた。右が独標。




明神岳。




前穂高岳。




すっかり姿を現した西穂高岳。


ずっと眺めていたい風景だが、下りのロープウェイの時間も気になるので下る事にする。時々振り返りながら下って行くと西穂高岳が再び雲の中に姿を消した。小屋に戻ってリュックを背負い、小屋の前で記念撮影をして下山を開始する。



西穂山荘の前で記念撮影。




霞沢岳をバックに。


登って来たばかりの道なので、急な割りには楽に下れる。急な下りが終わった辺りで振り返ると西穂高岳が奇麗に聳えていた。ここで一休みする事にする。

コルまで下ると、今度はロープウェイの駅まで緩い登りが続く。4時の便には間に合わなかったが、4時半の最終には十分時間がある。入り口の流しで靴の泥を落として展望台に上がりしばし西穂高岳の眺めを楽しむ。笠ヶ岳に目をやると相変わらず濃い雲の中だ。4時の上りで団体客が大勢やって来てにぎやかになったので早々に乗り場へ戻る。



西穂高口駅の展望台からの西穂高岳。


鍋平の「山楽館/神宝乃湯」の温泉に入る予定だったが、3時で営業は終わってしまっていた。少し車で下った「山荘富貴」が営業していたので、ここでゆっくりと湯に浸かり、疲れを癒す。晴れていれば錫杖岳が望める素晴らしい野天風呂である。途中の沢渡で夕食を済ませ、空いた夜道を松本へ快調に走る。9時に原村の家に到着し、明日の支度を済ませてからワインで今日の頑張りを祝い、11時に就寝した。

険しい西穂高岳の登りも丸山の先までは危険個所は無い。西穂高岳までは一般ルートになっているが危険個所が多いのでしっかりしたリーダーと共に行動したい。西穂高岳と奥穂高岳の間は一般ルートではなく、ベテランのみの世界である。

9月25日 標高 到着 出発
原村 1225 6:45
しらかば平 1308 9:16 10:00
西穂高口駅 2156 10:07 10:21
平坦地 2150 10:53 11:00
急登 2225 11:45 11:52
西穂山荘 2365 12:27 13:21
丸山 2452 13:45 13:55
西穂山荘 2365 14:14 14:26
コル 2150 15:15 15:25
西穂高口駅 2156 16:05 16:30
しらかば平 1308 16:37 18:01
沢渡 1015 18:44 19:25
原村 1225 21:05
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