氷瀑の沢を歩く

奥秩父 西沢渓谷   
   にしざわけいこく




2004年2月29日

2月29日 原村=(車)=西沢渓谷駐車場〜西沢渓谷(方丈橋手前)〜西沢渓谷駐車場=(車)=多摩

このところ冬とは思えない暖かい日が続いています。厳冬期の氷瀑を眺める計画で西沢渓谷に入りましたが、かなり融けてしまっていました。それでも静かな冬の西沢渓谷で素晴らしい滝を見ることができました。


2月29日

今日は午後前線が通過する予定だったが、予定より早く午前中に通過となった。朝5時半に起きると既に雪が降っていた。西沢渓谷も雪ならいいなと思っていたら、出発するころには雨に変わってしまった。雨具とスパッツを着けて車に乗り出発する。

中央高速を一宮御坂で降り、北に塩山方面へ向かう。葡萄畑を抜けて塩山を過ぎ、広瀬ダムを左手に見るともうすぐ西沢渓谷だ。「みとみ」の道の駅でトイレを済ませて村営の無料駐車場に車を止める。車は数台しか止まっておらず、とても空いていた。

雨は小雨になったが雨具を着て出発する。ストックは車に置いてゆくことにする。シーズン中は賑わっている土産物屋も閉店しており静かだ。ゲートを越えて、しばらく舗装された車道を歩く。見上げると雲間に鶏冠山が神秘的に聳えている。この暖かさではナレイ沢の滝は当然凍結していない。ヌク沢を過ぎるとすぐに西沢山荘に到着する。無人の小屋の軒下で雨を避けて一休みしながら着衣を調整する。

西沢山荘から車道を離れて山道を歩くようになる。山道にも雪は無く、夏のように快適に歩ける。雨も気にならない程に止んできた。笛吹川の左岸の平坦な道をしばらく歩くと二俣になる。二俣の左が西沢で右が東沢である。吊橋で東沢を渡り、いよいよ西沢渓谷に入る。東沢は入山禁止の看板が立っていた。



吊橋で東沢を渡り西沢渓谷に入る。




西沢渓谷の入口にて。


しばらく平凡な山道を登って行くと滝見台に到着する。眼下に大久保ノ滝が見える。



眼下に大久保ノ滝を見る。


ここから急な階段の登りが始まる。しかし、手摺のある階段は良く整備されていて安心である。遊歩道は西沢の左岸を登り下りしながら続く。まず降り立った所が三重ノ滝である。河原に立派な展望台ができていてゆっくりと滝を見上げる事がだきる。



手摺のある階段は良く整備されている。




三重ノ滝に降り立つ。




三重ノ滝をバックに。


この辺から遊歩道が凍結するようになりアイゼンをつける。アイゼンをつけると氷の上は気持ち良いが、岩の上は歩きにくい。それでも全員快適に歩いている。落石に気をつけながら左岸を登り下りし、竜神ノ滝、人面洞、貞泉ノ滝、母胎淵、と冬の滝や沢の流れが楽しませてくれる。



氷と水の流れが素晴らしい。




西沢渓谷の左岸(右側)に遊歩道が続く。




氷で狭められた遊歩道を行く。


方丈橋手前の河原に降りて昼食にする。雨は完全に止み、静かな雪の河原での一時は心が洗われるようだ。時間的に無理して七ツ釜五段ノ滝まで行く事もないので、ここから引き返すことにする。

下りは安全のためアンザイレンしてショートロープで行く事にする。時々振り返って滝を眺めながら下って行く。鎖がよく整備されているので特に危険な所は無いが、慣れないアイゼンでの岩の階段の下りには気をつかう。

三重ノ滝でアイゼンを外し足が軽くなった。ここでロープも外して気持ちも楽になる。急な階段を下り、吊橋を渡り、西沢山荘からは車道歩きになる。振り返ると鶏冠山が聳えていた。



鶏冠山を望む。




駐車場に到着。


雨具を脱いで車に乗り、道の駅で一休みして勝沼に向かう。中央高速は渋滞もなく快適に走り、予定通り5時過ぎに多摩に到着した。

林道のゲートの所に冬季は西沢渓谷の遊歩道は歩行禁止の看板がある。アイゼンやロープで安全を確保して自己責任で入山する事はもちろん、アイゼンで木の階段などを傷めない配慮が必要。

2月29日 標高 到着 出発
原村 1225 8:15
西沢渓谷駐車場 1140 9:52 10:20
西沢山荘 1195 10:50 10:58
三重ノ滝 1240 11:20 11:45
方丈橋手前 1365 12:40 13:16
三重ノ滝 1240 14:09 14:22
西沢渓谷駐車場 1140 15:08 15:32
多摩 115 17:36
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