紅葉の八ヶ岳へ

八ヶ岳　 蓼科山 　　２５３０ｍ
たてしなやま

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少し下ると前掛山からの道を右から合わせ、さらに下る。突然前が開け目前に蓼科山が聳える。コルの広場に着いた。コルには蓼科山荘があり、出店も出ていて賑わっている。

再び樹林の登りになるが、岩がゴロゴロした急な登りである。意外と大勢の登山者がいる。樹林を抜けると左へ斜上するようになる。眼下に蓼科山荘が見え、双子山や横岳も望める。ここまで来ると頂上は近い。

頂上の蓼科山頂ヒュッテの脇を通って山頂に出る。岩がゴロゴロした広い山頂である。西に北アルプスの山々が見えるはずだが今日はもやっていて見ることはできない。東斜面で先行していた海老原君と高橋君がお湯を沸かして待っていた。ここで昼食にする。少しもやがかかっているが、八ヶ岳の全山が望める眺めの良い場所である。

１時間ほどくつろいだ後、山頂で記念写真を撮って、登って来た道を下る。ちょうど大勢の団体客が登ってきたので少し時間がかかった。コルまで下ると少し疲れてきた人もいるのでしばらく休む。コルからは右に天祥寺原へ向けて下る。ここもやや急な下りである。しばらく下ると岩がゴロゴロした涸れた河原に出て、ここで一休みする。周囲の紅葉がちょうど良い具合で、横岳下部のナナカマドの真っ赤な紅葉が美しい。

しばらく岩の河原を歩き、右の山道へ入る。再び河原へ出て、左の山道へ入る。しばらく樹林の中を下るが、やがて小さな沢沿いにササヤブの中を下るようになる。沢に水が流れるようになるとすぐに天祥寺原に到着する。蓼科山の眺めが良い場所で一休みする。

しばらく沢沿いに大河原峠への道を登り、分岐で右折し亀甲池に向かう。始めはやや急な登りだが、しばらく我慢するとほぼ水平な気持ちの良い道になる。横岳のわずかな紅葉を眺めながら歩くと亀甲池に到着する。赤く紅葉した木が水面に映えている。一休みして、静寂な雰囲気を楽しむ。

亀甲池からは樹林の中の登りになる。暗い感じの道をしばらく登ると双子池への下りになる。下りはさらに暗く、滑りやすい岩がゴロゴロしていて歩きにくい。やっと前方が明るくなって双子池に到着した。亀甲池よりも紅葉の木々が多く、池に映る姿が鮮やかだ。雌池と雄池の境にある双子池ヒュッテまで歩いて一休みする。

小屋の左の裏手から双子山への登りが始まる。樹林の中の急登が続き、やっと稜線にでたが、さらに急登が続く。やっと前方が明るくなり双子山の頂上の一端に到着した。東側の頂上で一休みした後、西側の頂上で記念撮影をする。

大河原峠はもうすぐ足元である。ゆっくり下り、車で原村へ戻る。農協で食材を買い、もみの湯で温まった後、バーベキューで疲れを忘れて飲み食べた。

• アドバイス

天祥寺平へのルートは沢の中を歩く所があるので雨の日は避けた方が良い。また、沢から林に入る所を見失わないよう注意が必要。

• コースタイム

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