富士山の展望台

富士  石割山  1413m
いしわりやま


2002年1月14日

山中湖の北東。

石割神社駐車場〜石割神社〜石割山〜平尾山〜石割神社駐車場

今年最初の山行は、妻と富士山を眺めに山中湖の近くの石割山に行く事にしました。12月の後半から正月にかけて風邪で不調だったので軽い山行から始めましたが何とか歩いて来ました。目当ての富士山は午後は雲の中に隠れてしまいましたが、午前中は素晴らしい姿を眺めることができました。


朝7時半に起き、8時半に車で家を出発した。道は空いており、快調に「道志みち」を走り、路面の凍結もほとんど無く、1時間半で平野に着いた。途中、石割神社へ右折する場所を見逃してしまい、平野の交差点まで行ってしまった。石割神社へは、道志からだと右に戻るように曲がるのだが特に目立った表示が無いので分りずらい。舗装道路を少し登って行くと石割神社の駐車場に着く。20台ほど止められる駐車場で、トイレもある。

石割神社の駐車場。この樹林の中の石段を登る。


駐車場の前の真新しい太鼓橋を渡り、赤い鳥居をくぐると目の前に長い石段が続く。下から見ると絶望的に長い階段である。高度差は130m程度あり、上りきるのに10分以上かかる。

赤い鳥居をくぐって石割神社を目指す。


鳥居をくぐると長い石段が続く。


直線の急な長い石段をゆっくり登って行くと、左の樹間から山中湖や富士山をかいま見る事ができる。階段が右に曲がると、やや傾斜が緩くなり、すぐに石段から解放される。石段が終わった所で石割温泉からの道を合わせる。東屋が有り一休みでき、富士山の眺めも良い。

東屋から望む富士山。


石割神社までは気持ちの良い車道歩きになる。部分的に尾根通しの登山道が有るが、車道を歩いた方が早いし楽だ。傾斜の緩い道を、左に樹間の富士山を眺めながらのんびり歩いて行くとベンチがある。ベンチの手前に樹林が切れている所が有り富士山の眺めが良い。ここで写真を撮る。

気持ちの良い車道を歩く。


富士山をバックに。


ベンチの所から道は尾根をはずれ、富士山と別れ右にトラバースぎみにゆく。すぐに目の前に砂防ダムが見え、その奥に石割神社奥社がある。神社へは砂防ダムの左の登山道を登って行く。

石割神社奥社に到着。


神社の前のベンチで一休みする。順路に沿って左の階段を登って行くと、石割のすきまを歩く事ができる。人がやっと通れる幅で、きれいに割れているのは驚きである。

人が一人やっと通れる石の割れ目。


今日は比較的暖かいが、休んでいるとしだいに寒くなってきた。神社から山頂までは、少し歩きにくい山道が続く。登山道が深くえぐれて、脇の木の根を歩く所もある。張ってあるロープのおかげで、さらに歩きにくくなっている。

石割神社の裏の笹の斜面を登る。


石割神社の上の笹の斜面を右に斜上するように登り、右の尾根状に着くと傾斜は寝て、すぐに石割山の山頂に着く。山頂には6人ほどの人がいた。早速、記念撮影をして、昼食の支度を始める。

石割山の山頂にて。


山頂にはベンチが無く、多少ぬかるんだ土が丸だしなので、あまり快適ではない。丸太に座ってお湯を沸かす。先程までよく見えていた富士山にもレンズ雲がかかり、しだいに見えなくなっていった。眼下に山中湖や忍野の原が見えるが、周囲の山と共にしだいに霞んでいってしまった。休んでいる間に何人かの人が登って来ており、そこそこ人気の有る山のようだ。

富士山にレンズ雲がかってきた。


曇って寒くなってきたので、平尾山へ向けて下る。富士山を正面に見て歩くコースだが、残念ながら既に富士山は雲の中に隠れてしまった。おまけに日当たりの良い南西向きの斜面はドロドロにぬかっていて歩きづらい。

平尾山を見下ろす。


石割山の下りはドロドロの山道。


右側の鹿避けの金網に沿って下る。下り切ると日陰には雪が残っている。ドロドロより雪の方がずっと歩きやすい。小さなピークを2つ越えると眼下に平尾山が見える。下った所に平野への分岐があるが、分岐を左に見ながら平尾山へ向かう。広く刈り開かれた平らな尾根を行くと平尾山の頂上に着く。

平尾山に到着。


頂上にはベンチが有り、一休みする。眼下には山中湖が広がっていて、広々とした気持ちの良い丘である。眼前に広がる別荘がやや興ざめではあるが。

再び平野への分岐へ戻り、右に山腹の道を行く。しばらく水平道が続き、やがて尾根状を右に下る。急な尾根の長い丸太の階段を下る。時折、左手に樹間から石割山が見える。丸太の階段が終わると傾斜が緩くなり、右にベンチがある。ベンチのすぐ先に「平尾山−平野」の標識があり、その標識の後ろに駐車場へ下る道がある。駐車場への道には何も標識は無い。

急な斜面の丸太の階段を下る。日影なので凍っているが、あまり滑らないので楽だ。砂防ダムの横に降り立ち、ダムの下を左岸に渡り車道に出る。駐車場はすぐ下だ。帰りの「道志みち」も空いており、途中、道の駅で買い物をして明るいうちに帰宅できた。

東屋から石割神社奥社までの登山道は分断され荒れているので幅の広い車道を歩くほうが楽である。石割山から平尾山への尾根は富士山を正面に見る気持ちの良い尾根である。展望のある天気の良い日にゆっくりと歩きたい。

1月14日 標高 到着 出発
自宅 8:30
石割神社駐車場 1025 10:06 10:30
石割神社 1270 11:07 11:25
石割山 1413 11:47 12:55
平尾山 1320 13:25 13:33
石割神社駐車場 1025 14:05 14:20
自宅 16:30
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