雪の八ヶ岳へ

八ヶ岳  硫黄岳  2760m
いおうだけ


2001年11月17日

八ヶ岳のほぼ中央に位置する。

桜平〜夏沢鉱泉〜オーレン小屋〜夏沢峠〜硫黄岳〜オーレン小屋〜夏沢鉱泉〜桜平

今回は正子のテニス友達である長谷川さんと3人で八ヶ岳へ行きました。八ヶ岳でまだ登った事の無い峰ノ松目に登って、硫黄岳へ行く計画でしたが、意外と雪が多かったので峰ノ松目はあきらめました。久々に八ヶ岳の西風に吹かれながら雪の硫黄岳を登りました。


例によって昨夜も遅くまで飲んで喋ってしまった。朝7時に起きて、8時過ぎに車で原村の家を出発した。三井の森を通って唐沢鉱泉への道を行く。舗装が切れたあたりで右に桜平への道に入る。路面は比較的良く、紅葉の山道を気持ち良く走り、桜平に着く。

駐車場の手前、桜平のゲート付近に駐車エリアが有り、数台の車が止まっている。我々もそこに車を止め、支度をして出発する。今日の天気予報では晴れのはずだが、空はまだ曇っている。ゲートまで少し下り、ゲートの左を通って林道を夏沢へ向けて下る。

桜平に車を置いて出発。


シラナギ沢を渡り、しばらく夏沢の右岸を歩く。大きな丸太の橋で夏沢を渡り左岸を少し歩くと右に上槻木からの道を合わせる。合流点には車止めの丸太が置かれている。さらに歩き左に夏沢の河原が見えるようになると夏沢鉱泉は近い。

夏沢鉱泉の手前で右岸に渡り、小屋に着く。夏沢鉱泉の小屋は新しく立派な小屋である。小屋に山行計画書を出し、トイレを借りる。外で休んでいるとしだいに寒くなってくる。

夏沢鉱泉に到着。


林道は夏沢鉱泉までで、その先は山道になる。峰ノ松目を右手に見ながら夏沢の右岸を登る。急な登りではないが、確実に高度をかせいで行く。道には雪が積もっており、沢の流れも凍り始めた。丸太の橋も凍って滑りそうだ。

雪の山道を歩く。


再び右岸に戻り正面に硫黄岳を望むようになると、もうすぐオーレン小屋だ。時折、雲の切れ目から青空が見えるようになった。

硫黄岳が前方に見えるとオーレン小屋は近い。


オーレン小屋の前は工事中で、ショベルカーの脇を抜けて小屋に着いた。小屋の前のベンチで一休みする。

オーレン小屋の前で一休み。


オーレン小屋から峰ノ松目に登る計画だったが、予想外に雪が多いので直接夏沢峠から硫黄岳へ登る事にする。夏沢峠へは穏やかな樹林の登りが続く。樹林の間から見える硫黄岳は迫力がある。 程なく夏沢峠に到着する。目の前に聳える硫黄岳は圧巻だ。荒々しい断崖が牙をむく様に迫っている。

夏沢峠に到着。硫黄岳の火口壁が迫る。


眼下には佐久盆地が広がり、奥秩父の山々を望む事もできる。小屋の横で風を避けながらラーメンを作る。カッパを着てスパッツを着け、アイゼンを着けると、すっかり冬山気分だ。ラーメンを食べて温まったところで硫黄岳へ向けて出発する。

ヒュッテ夏沢の軒下でアイゼンを付ける。


目指す硫黄岳。奥が山頂。


樹林を抜け、崖の横を通り岩礫の登りになると右から冷たい西風を受け、気分は高揚する。ルートの左は崖になっているので、できるだけ右側を歩いて登る。右の頬が風でしだいに冷たくなってきた。

アイゼンを付けて硫黄岳の斜面を登る。


途中で正子のアイゼンのジョイントがはずれて取れてしまった。ボルトが緩んではずれてしまったのだ。私のアイゼンを貸してしばらく登るが、アイゼンが緩くて歩きにくそうだ。アイゼン無しでもさほど滑らないので、全員アイゼンをはずして登る事にする。

アイゼンをはずして登る。右からの西風が強い。


いくつかのケルンを過ぎ、傾斜が緩くなると硫黄岳の頂上に着く。頂上はいつの間にかガスがかかり展望が無い。記念撮影をして、早々に下る。

硫黄岳の頂上はガスの中だ。


硫黄岳の山頂にて。


下りは、赤岩ノ頭経由で直接オーレン小屋へ下る事にする。小さな避難小屋の左を通り、岩稜の左を下る。少し急な岩の道だが、皆難無く下る。

赤岩ノ頭を目指して岩稜を下る。


赤岩ノ頭の直下の平坦地で道は3つに分かれる。左は赤岳鉱泉へ、右はオーレン小屋へ、直進すると峰ノ松目へ行く。右に下ると、すぐにハイマツの溝の様な道になる。どんどん下って行くと樹林の斜面になり、滑らないように注意して下る。

赤岩ノ頭からオーレン小屋への下り。


雲は2500メートル以上を覆っているが、眼下には夏沢峠への斜面が広がっている。やがてシラビソの樹林に入り視界が遮られるが、静かな樹林の気持ちの良い道だ。左に今日登る予定だった峰ノ松目への道を分けるとオーレン小屋は近い。小屋の手前のテント場のベンチで一休みする。

オーレン小屋へ到着。


オーレン小屋からは、朝来た道を下る。時間が有るので、夏沢鉱泉の前のベンチでコーヒーを沸かして山の余韻を楽しむ。

桜平には4時半過ぎに着いた。ちょうど良い時間だ。帰りは唐沢鉱泉に寄り、ゆっくりお湯で山の疲れを癒し、原村の家に戻った。

翌日は、屋根の枯れ葉下ろしをして、昼前に大菩薩峠へ向かった。今日は雲ひとつ無く、原村からの八ヶ岳の眺めはとても素晴らしかった。

原村から八ヶ岳の眺め。


11月の山は荒れると厳しい冬山に豹変するので、目出し帽、毛手袋、ヤッケなど十分な装備が必要。

11月17日 標高 到着 出発
原村 8:15
桜平 1935 8:57 9:05
夏沢鉱泉 2200 9:33 9:52
オーレン小屋 2330 10:37 10:52
夏沢峠 2430 11:20 12:15
硫黄岳 2760 13:32 13:38
赤岩ノ頭 2655 13:56
一本 2535 14:17 14:22
オーレン小屋 2330 14:52 15:07
夏沢鉱泉 2200 15:52 16:19
桜平 1935 16:46 16:55
唐沢鉱泉 1890 17:23 18:35
原村 19:00
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