新緑のブナ林とツツジが素晴らしい

丹沢  大室山  1588m   檜洞丸  1600m

おおむろやま     ひのきぼらまる


2001年6月2日

丹沢の北部。

神ノ川ヒュッテ〜大室山〜犬越路〜熊笹ノ峰〜檜洞丸〜熊笹ノ峰〜神ノ川ヒュッテ

今日は久しぶりの単独山行です。入梅前の好天の中、道志道を走りツツジの花とブナの新緑の大室山から檜洞丸を歩きました。


7時前に家を出発し、道志道を快適に走る。東野の先から左に神ノ川林道へ入ると意外にも立派な舗装道路である。既に沢山の釣り人の車が入っている。やがてゲートで行き止まった。ゲートの近くに神ノ川ヒュッテがあり、ここが今日の出発点だ。

ここには立派なトイレがある。バイクを止め、支度をしていると二人のパーティーがゲートを越えて林道を歩いて行った。ここから見上げる大室山は大きい。

神ノ川から見上げる大室山は大きい。


林道を20mほど戻り、左に入ると神ノ川ヒュッテがある。小さな建物だ。犬越路へ続く細い砂利道を少し登ると右手に小さな小屋があり、その手前に小さな日影沢新道の標識がある。右に沢を渡るといよいよ高度差1,000mの大室山への登りが始まる。この後2時間、杉林の斜面を黙々と登る事になる。

新緑のブナ林を見に来たのに長い杉林の登りにうんざりするが、高度を増すにつれて対面する山々の眺めが和ませてくれる。熊よけのベルを鳴らしながら登って行くと夫婦のパーティーに追いついた。今日、この登りで出会った唯一の人たちである。

やがて水平道にぶつかり道は右折する。そこを左に入った所に奇麗なツツジが咲いており、写真を撮りに入ると真新しい動物のフンがあった。シカの足跡が多いので、きっとシカのものであろう。

ヤマツツジが迎えてくれた。


熊笹ノ峰方面を望む。檜洞丸はこの奥。


水平道が登りぎみになり大室山を右に巻くようになると尾根は近い。尾根上にでてやっとブナの林になった。右は道志方面へ下る道だがあまり踏まれていない。左に大室山を目指してさらに登る。

やっと尾根上にでてブナ林に出会う。


尾根上の登りは傾斜が緩いようだが直登なので疲れる。左に檜林、右にブナ林の尾根を登るとしだいに左の檜林がきれ、見晴らしが良くなる。展望の良い場所でリュックをおろし一休みする。地図を広げて初めて正面の尖った山が蛭ヶ岳であるとわかった。地図を広げている所に先程の夫婦がやって来て、あれが蛭ヶ岳で右の奥が檜洞丸だなどと喋る。

神ノ川の広河原の奥に聳える蛭ヶ岳。


登りは少しきつくなったが、黄色いキンポウゲのような花やタンポポのような花が現れ、写真を撮りながらゆっくり登る。

キンポウゲのような花。


ブナ林とツツジの道を登る。


頂上に近付くにつれてトウゴクミツバツツジの花が美しく咲き乱れ足の進みは遅くなる。しだいに傾斜が緩くなり、あっけなく頂上に着いた。ようやく1000m登りきった。

ブナ林に囲まれた大室山の頂上にて。


ブナ林の中の頂上で一休みしてツツジのアーケードをくぐって大室山を下る。

ツツジのアーケードの中を下る。


5分ほど下るとベンチがあり、左に犬越路への分岐がある。犬越路への尾根の上部はブナとツツジの調和した素晴らしい尾根である。

見上げるとブナの大木が素晴らしい。


どんどん高度を下げ、右手に西丹沢の河原が見えるようになるとツツジとはお別れである。ひょっこりと犬越路の避難小屋の横にでた。団体のパーティーで賑わっている。意外と狭い場所だが、ベンチの隅を借りてお湯を沸かす。

犬越路から大笄(おおこうげ)を望む。奥は檜洞丸。


なかなか人気の場所のようで、食事の間にも檜洞丸の方から続々と人が下りてくる。檜洞丸までは二つのピークが見えるが、実際には多数の小ピークが連なっている。それぞれの登りには小さな岩場のような所が多い。クサリのある場所もある。

大室山を振り返る。


檜洞丸から下山者のピークの時間帯のようで、大勢の人とすれ違う。岩場には人がたまっており、時間がかかる。雪の季節に歩けば面白そうな稜線だが、今日は少々疲れた。

シロヤシオツツジの花。


ツツジと新緑のブナのコントラスト。


しかし、登るにつれて再びブナとツツジの尾根になり目を楽しませてくれる。しだいに暑さを感じて疲労が増すが、所々痩せた稜線があり、涼風で疲れを癒す。やっと熊笹ノ峰に着いた。

熊笹ノ峰のベンチに着いた。


時間的にもう下山者はいなくなり、静けさを取り戻した。ベンチで水を飲み檜洞丸へ向かう。小さなピークを越えると檜洞丸の全容が見える。上部の土留めの杭が痛ましいが、ツツジに包まれた温和な山だ。山頂まではツツジのプロムナードが続く。

檜洞丸の全容。


箱庭のような山の楽園。


檜洞丸の山頂はロープで囲まれた公園のような所で、ベンチが整備されている。休んでいる人に写真を頼んだら白人であった。

檜洞丸の頂上にて。


休んでいると二人が下山して行った。夫婦が二人残っている。聞くと、近くの山小屋に泊まると言う。最後の一人になってしまった。頂上から少し下ると大室山への稜線が美しい。

檜洞丸から見下ろす熊笹ノ峰と大室山。


再び熊笹ノ峰に戻り、右へ神ノ川方面へ下る。意外と整備された道を一気に900m下る。最初の林道を横切り、再び林道に降り立つ。そこから5分ほどでセローの待つ神ノ川のゲートに着いた。今日はさすがに疲れた。

犬越路から檜洞丸までの間は小さな岩場や細い尾根が多数あり一般の人には少し苦しい。犬越路から檜洞丸に向かうと岩場が登りになり楽だ。

6月2日
場所 高度(m) 到着 出発
自宅 6:55
神ノ川ヒュッテ 560 8:04 8:20
尾根上 1160 9:55
一本 1320 10:12 10:25
大室山 1588 11:03 11:15
犬越路 1085 12:20 13:05
熊笹ノ峰 1530 14:34 14:39
檜洞丸 1600 15:08 15:22
熊笹ノ峰 1530 15:48
神ノ川ヒュッテ 560 17:09 17:18
自宅 18:25

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