車でも行ける

八ヶ岳  天女山  1,529m
 てんにょさん


2001年4月28日

甲斐大泉の北。

登山口〜天女山〜天の河原〜天女山〜登山口

今日は連休の初日なので八ヶ岳の家でのんびりするつもりでしたが天気が良いので昼食を天女山でとることにしました。往復2時間程度のコースで車でも頂上まで行けるのですが、眺めはなかなか素晴らしいものでした。


八ヶ岳横断道路、通称鉢巻道路を清里へ向けて進み、小淵沢の料金所を過ぎ甲斐大泉の交差点に着く。ここで左折し50m程進むと左に天女山への登山口が有る。このまま行くと車で頂上の駐車場まで行ってしまうので、登山口の近くに車を置き、登山口から短い階段を登る。

天女山の登山口は短い階段になっている。


登山道は良く整備されており、林の中の穏やかな登りである。景色は良くはないが、気持ちの良い散歩道といった感じである。

林の中の穏やかな散歩道。


途中数人の人とすれ違ったが、静かな山歩きを楽しめる。やがて小さな石碑が道端の両側に見えるようになると山頂は近い。

石碑が並びだすと頂上はすぐそこだ。


ひと登りで天女山の頂上に着いた。頂上は広く、東屋やベンチ、トイレも有り、園地になっている。プラスチックのベンチはいただけないが、展望の良い気持ちの良い場所だ。

広々とした天女山の頂上の園地。


天女山からさらに稜線は三ッ頭へ続いており、三ッ頭の向こうには権現岳が聳えている。ここから見る権現岳は尖っていてかっこ良い。さらに右に目をやると雪のついた赤岳の頂上が新緑の尾根の向こうに見える。

左が三ッ頭で中央の尖った山が権現岳。


赤岳をバックに。


頂上の南側は薄い樹林になっているが、樹林の間から甲斐駒ヶ岳を眺めることができる。景色を楽しみながらながら、木のベンチで昼食をとる。昼食後、天ノ河原へ向かう。三ッ頭方面へ尾根沿いに少し歩くと駐車場があり、駐車場を横切ってザレた斜面に取り付く。やがて道は階段状になり、ひと登りで天ノ河原に着いた。

天ノ河原はすぐそこ。


河原と言っても水が流れているわけではなく、尾根の上の樹林が切れた場所であり、南面に広がる南アルプスの眺めが素晴らしい。鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳の間に北岳が聳えている。

天ノ河原から見た南アルプス。
中央で霞んでいるのが北岳、その右の尖った山が甲斐駒ケ岳。


ベンチに腰掛けてしばらく南アルプスの眺めを堪能し、来た道を下る。駐車場からは左に美し森方面への道を下る。途中の防火帯で振り返ると赤岳が迫力のある姿で聳えていた。

振り返ると赤岳がかっこよく聳えていた。


車道と合流する所の分岐で左に車道を渡り美し森方面へ進む。沢を渡り登りぎみに100mほど行くと分岐が有り、ここで美し森への道と別れ右に沢沿いに下る。やがて道は右に沢を渡り車道へでる。車道を5分程下ると登山口の車に到着する。

八ヶ岳横断道路の交差点付近に車を止める場所がある。鉄道だと小海線の甲斐大泉駅からまっすぐの登りで登山口に着くが、アプローチが長いので勧められない。車で頂上の駐車場まで入ってしまうと景色のありがたさも薄れてしまうので是非歩いて登りたい。

4月28日
場所 高度(m) 到着 出発
登山口 1400 12:56
天女山 1529 13:17 14:18
天ノ河原 1635 14:34 15:07
天女山 1529 15:19 15:25
登山口 1400 15:52


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