高尾　 八王子城山 　４４６ｍ
　はちおうじしろやま

• 日時

２００１年２月１８日

• 位置概要

高尾山の北。

• コース概要

八王子城址〜八王子城山〜天守閣跡〜富士見台〜４２１ピーク〜御主殿〜八王子城址

• 行動記録

高尾山周辺には三つの城山が有ります。一番高いのは一月に訪れた城山で、二番目が八王子城の城山です。そして、三番目は津久井湖のダムの横の津久井城山です。今日は二番目の八王子城山へ行きました。

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今日は日曜日なのでのんびりしていたら出発は１１時前になってしまった。正子と二人で車で出たが、道路が空いており３０分程で八王子城址に着いた。バス停の先の管理棟の近くに運良く駐車スペースを見つけ駐車する。管理棟前のベンチには中年のグループがいて、にぎやかだ。

八王子城跡管理棟の広場。

管理棟を左に見て、道路に沿って右にカーブする。すぐに鳥居があり、鳥居の左には三台ほどの小さな駐車エリアがある。

八王子城入口の鳥居。

鳥居をくぐるとすぐに旧道との分岐になる。直進する旧道はあまり踏まれていないようだ。左に新道を登ることにする。登るにつれ暗い杉林から開放される。左の斜面が小さな梅林になっていて、一部咲いている木もある。さらに山道を登る。道は所々石段になっており良く整備されている。やがて道の傾斜が緩くなり左に巻くようになると左手に八王子から多摩の眺めが開ける。今日は少し霞んでいるが、良い眺めだ。

高尾の町の奥に広がる多摩丘陵と多摩ニュータウン。

少し行くと広場にでる。ここが八王子神社だ。広場ではカブスカウトの子供が遊んでいた。広場から石段を登った所に八王子神社の社がある。貧相な屋根だが、この屋根は社を保護するために覆って建てられたものである。

八王子神社に到着。

神社の裏の石段をさらに登ると八王子城の本丸跡に着く。ここが八王子城山の頂上である。本丸跡というには驚くほど狭い頂上だ。

八王子城山の山頂にある八王子城本丸跡。

頂上には登って来た道以外に道は無いようなので、登って来た道を下る。途中から右にトラバースして二ノ丸跡に下る。ここにはベンチやトイレ、展望図が有り、休むのに良い所だ。桜の木も植えてあり、花見の季節にはさぞ賑わうのであろう。目の前に高尾山が聳えているのだが、残念ながら樹林が濃いのでよく見えない。八王子側は木が払われていて良い眺めだ。

トイレの横を通って行くと、井戸があり、その先から下りになる。下りきった所に分岐があり、ここを右に富士見台方面へ行く。しばらく水平な道を行くとコルにでる。馬冷やしのコルと呼ばれる場所だ。ここから小さな登り下りを繰り返し天守閣跡に着く。ここには小さな石碑があるが、樹林が濃く展望は無い。

八王子城の天守閣跡。

一度下り、また登る。雪もしだいに増えてきた。天守閣跡から二つ目のピークへの雪の斜面を登ると富士見台に着く。突然目の前に富士山が現れた。もう１つの城山と小仏峠の間あたりに富士山が位置している。

富士見台から望む富士山。

富士見台にはベンチが１つある。先客がいたのでベンチの横の富士山が正面に見える場所で昼食の支度をする。左の高尾山は樹林で見えないが、城山から小仏峠、影信山への稜線が目の前にあり、その向こうには昨日歩いた道志の山、そして丹沢の山々が見える。蛭ヶ岳の小屋の屋根が太陽の反射で光っている。しかし、見ているうちに霞んできて、富士山は白く見えなくなってきた。

昼食を済ませて、蛇滝口へ向けて高尾山方面へ稜線を下る。地図には蛇滝口への道しか無いが、ガイドブックには八王子城址へ下る道は二本ある。しかし、下りきった最初のコルからは左に道は無かった。また登り大きく下ると４２１ｍピークの手前に左の沢への分岐があった。４２１ｍピークへ登ると樹林の切れている所があり、八王子城山の眺めが良い。

４２１ｍピークから見上げる八王子城山。

２０ｍほど戻って沢筋へ下る。沢の上部は小さな岩場や雪の斜面があっててこずっている。

沢筋の雪にてこずる。

道は沢の左岸を下る。途中左へのトラバース道との分岐がある。迷ったが沢筋を下る事にした。一度右岸へ渡り再び左岸に戻る。左から搬送用の小さなモノレールを合わせると道は平坦になる。道は林道になり、さらに進み左からの沢との分岐に着くと御主殿はすぐそこだ。

城山川にかかる曳橋が正面に見えると左に御主殿への上り道がある。ここを登ると御主殿跡の広場が広がる。各所にある説明盤を見ながら門を出て、復元された石段を下り曳橋を渡る。

御主殿の曳橋。

城山川右岸の古道を下り、広場を横切り再び城山川を渡り返すとすぐに八王子城跡管理棟に着く。帰りも道路が空いていて快適に帰宅した。

• アドバイス

八王子城址の管理棟付近に数台の駐車スペースは有るが駐車場は無いので高尾駅からバスを利用する方が良い。城山から戻れば２時間程度の行程なので家族連れでもゆっくり楽しめる。

• コースタイム