東京都の最高峰峰

奥秩父  雲取山   2017m
くもとりやま


2000年3月18日

奥多摩湖の北、東京都と埼玉県と山梨県の県境

鴨沢〜雲取山〜鴨沢

先週はMBIのアルペンサークルで「ブランシュたかやま」へ行ってきました。リフトでスキー場の頂上まで行き、頂上で赤ワインを飲みながら八ヶ岳の全山や北アルプスの槍穂高を眺めて最高でした。天気に恵まれなかったり、時間がとれなかったりしているうちに、結局一ヶ月近く山から遠ざかっていましたが、50歳代最初の山として雲取山へ登りました。

雲取山へは昨年の3月にも登っており、恒例になりそうです。今年の雲取山は、昨年に比べて雪が多く、雪の稜線漫歩を楽しんできました。計画では後山林道から入り、三条の湯を経由して雲取山へ登り、飛竜山へも足をのばす事になっていたのですが、林道入口の工事のため林道には入れず、結局昨年と同じ鴨沢から登る事になりました。


しばらくバイクに乗っていなかったので心配であったが、案の定セルを回してもエンジンはかからなかった。例によって日なたでエンジンを温めたり、押しかけをしているうちに何とかエンジンがかかった。というわけで出発は7時半になってしまった。連休初日なので幹線道路は渋滞しているが、比較的順調に御梅まで着いた。このところ道志へ行く事が多かったので久しぶりの吉野街道である。満開の吉野梅林を横目に奥多摩へ向かう。

鴨沢を過ぎ、その先の「お祭り」で後山林道へ入るつもりだったが、林道入口で工事していて通行止めである。やむを得ず、鴨沢まで戻り、昨年同様に小袖乗越までバイクで入り雲取山へ登る事にした。出発が遅かったので少し時間的に苦しいが何とか明るいうちに戻れるだろう。小袖の登山口には車を3台止めるスペースが有るが、当然満車であるから近くに路上駐車する事になる。バイクなので駐車スペースは簡単に見つかった。

登山口には数人のパーティーがおり、私が支度をしている間にも数パーティーが登って行った。今日は天気が良いので山もにぎわっている。しばらく尾根を巻き気味にゆるい登りが続く。左下に小袖の集落を見下ろし、廃屋を過ぎると樹林の山道になる。ゆるい登りだがコンスタントに高度をかせいでゆく。一時間ほど登り、樹林が薄くなると堂所は近い。振り返ると三頭山が大きくそびえている。


振り返ると三頭山がそびえていた。

堂所で一度尾根上にでる。少し登ると平坦な場所があり、一休みするには良い所だ。堂所から再び尾根の右側を巻き気味に登る。登りは徐々に傾斜を増してゆくが、きつくは感じない。ゆがて尾根の左側にでると道は明るくなり眺めも良くなる。富士山も頭をだした。


七ッ石山手前の尾根から富士山を望む。

右に七ッ石小屋への道を分け、ブナ坂へ向かう。木の橋で沢を渡ると雪がしだいに多くなり、道は雪道になった。楽しい予感がする。


ブナ坂へ雪道が続く。

やがて道は水平になり、七ッ石山を巻くようになると樹林の間から前方に雲取山が見えてきた。いよいよブナ坂は近い。雪のブナ坂には丸太が一本置いてあり、それをベンチに一休みする。見上げると七ッ石山のスキー場のような雪の斜面が見える。

ブナ坂から雲取山へは素晴らしい雪のプロムナードである。左に富士山をはじめ、南アルプスの山々、大菩薩嶺などいつまでも見飽きない風景を眺めながら雪の上を歩くのは、何とも言えない幸福感である。


南アルプスを眺めながら雪のプロムナードを歩く。

緩い斜面を越えるとヘリポートがあり、やがて奥多摩小屋に着く。左手には今日登る予定だった三条の湯からの水無尾根の道が見える。さらに、このあたりから雲取山が手にとるように見える。左のピークが雲取山で、頂上直下の斜面は雪で真っ白だ。もう一時を過ぎている。奥多摩小屋のベンチで食事をしているパーティーを横目に空腹をかかえて雲取山へ向かう。


左が雲取山、右は小雲取山。

奥多摩小屋の上の斜面を雪にステップを切りながら登る。気持ちが良い。振り返ると七ッ石山が低く見える。いったん下り、今度は小雲取山への登りだ。空腹の疲れた体には長く、急な登りだ。登りきると雲取山の避難小屋がすぐそこだ。しかし、もうひと登りしなくてはならない。雲取山の頂上に着いたのは午後2時、4時間かかってしまった。さっそく写真を撮ってもらい、昼食の準備をする。


雲取山の山頂にて。

景色の良い山頂は多くの人で賑わっている。奥秩父の山々、奥多摩の山々、遠くに丹沢の山々を眺めながらコーヒーを飲む。三頭山の向こうに大室山が見える。


雲取山の山頂から三頭山方面を望む。


雲取山の南に広がる山々。

食事を終え、避難小屋の方へ移動し、しばらく山を眺めた後、下山開始だ。下りも雪のプロムナードを楽しみながらのんびり歩く。三脚のカメラを富士山に向けながら昼寝をしている人、ゆっくり山を眺めている人、のんびりした風景だ。ブナ坂で山の風景と別れを告げ、ひたすら尾根の道を下る。バイクの待つ小袖乗越に着いたのは午後6時近く。日が長くなったので助かる。

日帰りでは少しもったいない山である。のんびりと三条の湯に泊まって翌日雲取山へ登り鴨沢へ下るコースが楽である。頂上から少し下った所に雲取山荘が有り、付近にテント場も有る。鷹ノ巣山から石尾根を縦走したり、秩父側の三峰神社から登って雲取山で一泊し、鴨沢へ下るコースがおすすめ。

場所 高度(m) 到着 出発
自宅 7:32
小袖乗越 740 9:40 10:02
堂所 1260 11:16 11:19
ブナ坂 1650 12:35 12:41
雲取山 2017 14:09 15:00
ブナ坂 1650 16:01 16:08
堂所 1260 16:58 17:00
小袖乗越 740 17:50 18:05
自宅 20:25


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