道志の明峰

丹沢  加入道山  1418m   大室山  1588m
かにゅうどうやま     おおむろやま


2000年2月19日

道志村の南に位置する。

道志温泉〜加入道山〜大室山〜加入道山〜道志温泉

大室山は道志の南にそびえる大きな山です。青根あたりから見ると本当に大きな独立峰に見えます。今日は低気圧が太平洋岸に来るのでいつまで天気が心配でしたが、昔、テニスの合宿でよく行った道志村からブナ林で有名な加入道山と大室山に行ってみました。


今日は7時に家を出発した。例によって道志道へ向かうが、今朝は少し寒い。道志道に入ってから本格的に寒くなり、アクセルを握る右手の小指がジンジンしてきた。時々、正面にどっしりとした大室山が見えるが、今日は頂上が雲に覆われている。道志村の役場を過ぎると左に道志温泉への分岐があり、左折して道志川を渡る。このあたりは昔、テニスの合宿に毎夏来ていたのだが、様子が全く変わってしまった。左に道志温泉の建物を見るとその200m先に加入道山への分岐があり、すぐに駐車場がある。

駐車場には既に1台の車が止まっており、4人パーティーが出発するところであった。バイクを止め支度をしているとさらに一台の車が来て、加入道山へ向かうとのことであった。意外と人気の山らしい。駐車場から5m上ると右に白石峠への道標があり、ここが加入道山の登山口である。しばらく植林された若木の間を登り、やがて山肌を巻いて行く。

30分程歩くと東屋がある。さきほどの4人パーティーが休んでいた。ここが加入道山への道と白石峠への道の分岐になっている。まっすぐ沢へ向かうと白石峠経由で加入道山へ行けるが、遠回りだし道は荒廃しているようだ。東屋の先をすぐに左折し、左の尾根に取り付く。道は土の細いとよ状になっている所が多く歩きにくい。おまけに両側から笹が覆い被さってきて登るのを邪魔してくる。

右手の奥に御正体山があるが、雲に覆われている。その雲がしだいにこちらに押寄せて来る。9時半ごろ小雪がちらついてきた。思ったより天気の崩れが早い。「今日は大室山までは無理かな」雪の中をバイクで帰ることを想像すると気が重い。標高1000mを越えたあたりに左にベンチが有り、さらに登る。上に稜線が見えるようになるとトラバース気味にいくつかの沢を渡る。足元が崩壊している所もあり、気を抜けない。やがて白石峠から加入道山への稜線にひょっこりでる。ここから加入道山へはひと登りだ。

誰もいない加入道山の頂上に着いた。すっぽりと雲に覆われているようで、霧のブナ林が静かである。頂上直下の南斜面に避難小屋がある。行動食を食べながら今後の行動を検討する。天候の悪化も急激ではないので大室山へ行く事にしよう。


加入道山山頂のブナ林。

いったん少し下り、加入道山より1m高い前大室を越え、破風口へ下る。この下りで道が凍りはじめたのでアイゼンを着ける。氷に気を付けながら歩くよりアイゼンでガンガン歩くほうが楽だ。破風口への下りは少し緊張する。破風口から少し登ると見晴らしの良い場所がある。振り返ると加入道山の雲はきれ、姿を現した。


大室山への登りから加入道山(奥の山)を振り返る。

大室山の登りはブナの自然林で気持ちが良い。やがて傾斜が緩くなり頂上が近い事を感じさせる。霧氷に覆われたブナの林が迎えてくれた。


大室山山頂付近の霧氷。

頂上に着いたが山頂の標識が無い。地図を見ると大室山の頂上はもう少し先らしい。緩い斜面を少し下ると立派な木道が見えた。長さ30mほどだろうか、湿原でもないのに何でこんな所に木道があるのか不思議だ。雪が消えたらわかるのかもしれない。


大室山山頂付近のブナ林。

木道を過ぎると緩やかな登りになり、右に犬越路(いぬごえじ)からの道を合わせ、頂上へ向かう。犬越路の道の方から人の声が聞こえてきた。頂上にはベンチが1つ有り、単独行の人が昼食をとっている。その脇で、自分もお湯を沸かしてラーメンの準備をはじめた。今日は寒くてなかなかお湯が沸かない。しゃべりながらお湯が沸くのを待つ。西丹沢から犬越路経由で来たという。秦野に住んでいるので丹沢にはよく来るといっていた。先ほど声が聞こえた5人パーティーが到着した。


大室山の山頂にて。

やがて皆が下山してゆき、静かな山頂になった。寒いので私も早々に引き上げる事にする。コッフェルの蓋の水滴が、もう氷になっている。左からの西風を受けて、左の耳が痛い。久々の冬山である。今日は来た道を帰るので楽だ。行きにアイゼンを付けた場所でアイゼンをはずし、加入道山の頂上に着く。人は居るが、皆、非難小屋に入ってしまっていて、山頂は相変わらず静かだ。霧が無くなり、朝よりも見晴らしが良い。加入道山を少し下ったところで左に大室山が見えた。ここから見ると、大室山の手前に前衛の山が有るのがよくわかる。


加入道山の下りから大室山を望む。大室山は左の奥の山。

1時間少々で登山口に降りついた。すぐには雨になりそうにないのでほっとした。車なら道志の湯に入って帰りたいところだが、今日はまっすぐ帰ろう。

大室山へ登るのなら犬越路からの550mの登りを登る方がダイナミックで充実感がある。季節もブナの新緑の4月中旬から5月ごろが良い。

場所 高度(m) 到着 出発
自宅 7:06
道志温泉登山口 680 8:28 8:46
東屋 885 9:14
加入道山 1418 10:22 10:27
破風口 1375 10:56
大室山 1588 11:38 12:12
加入道山 1418 13:08 13:10
東屋 885 14:00
道志温泉登山口 680 14:18 14:35
自宅 15:58


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